初日の出は、出来得れば海で見たくて、
だから、年越しは海のそばが望ましい
ほんとに強~く望ましい
それさえあれば、あとは特に贅沢な望みはありません
今年は太平洋の初日の出を見られました
去年はコロナにかかって家で静かにしてたんでしたっけ
伊良湖の日の出は6時58分ころ。
休暇村の前の海は西に向いているので、恋路ヶ浜まで行きます。
着いたのが6時20分すぎでした。
まだ空は夜だけれど、地平線が少しづつ赤らんで、静かで美しい時間でした。
ほんとのところ、日の出よりも、この時間帯が一番美しいと思います
海の波が、鉱物のように硬く光って、水とは思えない質感になる。
それが激しく寄せて返す波の輝きに圧倒されます。
この穴の開いた岩が「日出石門(ひいのせきもん)」
この方向からだと一つしか見えないけれど、
沖の石門、岸の石門の2つあって、日の出の時の太陽と
美しい構図の絵になります。
この時期だと恋路ヶ浜よりちょっと東に行かなきゃ
見られないけれど、初日の出の時は
人が集まるのはわかりきったことなので
今回無理して行きませんでした。
こんなふうに海の上に太陽の光の道ができるのも
この時間帯だけ見られる"美しいもの"
そう言えば、この場所のすぐ上にあるホテル、
1枚目の写真に写っている高台のホテル、
昔は「伊良湖ビューホテル」と言ってお洒落な憧れたリゾートホテル
だったのだけれど(一度だけ泊まったことがありました)
それがついこの間、コロナ時の経営不振からアメリカ資本の
「伊良湖オーシャンリゾート」に変わって
寂しいなぁと思っていたら、なんと12/29夕方にレストランを
火元とする火事があって、そこから休業になっています
年越しをしようと予約した人がたくさんいたでしょうに。
建物全体が真っ暗なので不思議に思っていたら、戻ってから知りました。
駐車場まで15分くらい、幸せな気持ちで海辺を歩いて戻ります。
鳥羽に行くフェリーかな
鳥がたくさん飛んでいて活気のある朝の港でした。
そうそう、前日通りかかった赤羽根港には
派手やかな大漁旗をかかげたたくさんの漁船が並んでいました。
元旦には大漁旗をたなびかせて帆走しているのでしょうね。
それも見たかったなぁ
コテージに戻って部屋の暖かいお風呂に入って体を温める。
ここのお風呂は浴槽が広くてゆったり入れて良いです
その間ひなとミミは外のドッグランに行ってたようです。
リビングに行くと、身を寄せ合った二人の姿に胸キュンです
かわいい
さて、朝はお雑煮を作ろうと思って
流しの下をのぞいたら鍋とフライパンが一個ずつ
鍋は20人分くらい作れそうな大きな鍋
このコテージは5人定員なのに、なんでこんな大きな鍋なんだろ
(右の黒っぽいのは、自宅から持参したすき焼き鍋です)
しかたないので、まずこの鍋でお雑煮に入れるほうれん草を茹で、鍋を洗って、
底から2センチくらい水を張ってだし汁を作る。
名古屋のお雑煮は、すまし汁にお餅を入れて、具はかまぼこと正月菜(うちはいつもほうれん草で代用)、最後にかつお節を乗せるシンプルなもの。
初めて見た時はあまりの質素さに
びっくりしました。
でも慣れると、簡単で作る方にはありがたい
そして鍋が一個しかないので、お餅はトースターで焼こうとしたのだけれど、
パワーが弱いのか全然焼けない。
夫の「だし汁の中にお餅入れて一緒に煮ればいいじゃん」という言葉に、エッと思ったけれど、
そんなやり方もありか、と、お鍋一つでお雑煮の完成です
すまし汁じゃなくて濁ったお雑煮になったけれど、食べてみると美味しかったから、良かったのですけれど
あとは、田作りやカズノコ、ハム、わさび漬けなんかを一皿に盛って
(お皿も洋皿が5枚しかなかった)
紅鮭の西京漬けを焼き、新年の朝ごはんとなりました。
美味しかったです
魚を焼くのに、これを持っていってよかった
レンジでちゃんと魚が焼けます。
うちはこれを使いだしてから焼き魚がよく食卓に
あがるようになりました
使い捨てだから後片付けも楽ちんで、今回のような場面に
ぴったりでした
チェックアウトする前に、もう一度ドッグランへ。
ひなもミミもすっかり慣れて、伸び伸び楽しそう
テラスからすぐ出られるので、ほんとに便利
東北の地震の時と違い、原発が(すでに停止されていて)
放射能漏れなどの深刻な災難がなく、それだけはほっと
します。
去年、今回の地震の被害の大きい地域の志賀原発の
2号機が「活断層はない」という根拠で再稼働が
決まったというニュースを聞きましたけど、そのころでも
大きな地震があって、すごく違和感を覚えてました。
今回も1号機の下で、北陸電力の想定以上の震度が
でたそうだけれど、「もうあっけなく想定以上ですか」
と根拠になる想定値とそれに基づく対策が不安になる。
「安価で安定した電力」というけれど、
こんなに地震の多い国で、原子力発電にこだわり続けることが
不思議なのですけど。
怖いと思わないんでしょうか。
風力や太陽光発電だけでは必要な電力は賄えない、と
決めつけずに、そちらに舵を切れば新しい道は
出来てくるはずです。
そもそもが、東北の地震の時に盛り上がったのに、
いつの間にか消えてしまった節電意識、
それを大事にしていこうという方針もなかったですよね。
それにしても10日すぎても、まだ孤立地域があるという…
早くみんなが安心な生活に近づけますように祈るばかりです