アンジェラ・アキさんが音楽を手がけた日本発・日本初演のミュージカル『この世界の片隅に』を観てまいりました。
@大好きな日生劇場
ご存じの方も多いと思いますが、『この世界の片隅に』はもともと漫画アクションに連載されていたコミックで、2016年にアニメーション映画になった時にも話題になっていました。
その頃耳にしたのは、戦時下でもいまと同じように営まれる人々の生活が描かれている、という興味惹かれる情報でした。
ただ… 実は私、戦争モノは超苦手です。
人間の善の部分も心から信じていますが、残酷な部分に諦めを感じているというか、、人間がいる限りこの世から戦争が無くなることはないだろうと思ってしまう。
だから映画やドラマでわざわざ観たくないんですよー
しかし、開幕してみると皆さんの評判が良い
それに日本発のミュージカル、日生劇場
方針を転換して数日前に2階席最前列をポチり、観に行ったのでした。
いやはや、観に行って良かったです。
オープニングではまず、ミュージカルとしてちゃんとしてることに感激
やがて、すずと周作を中心とした物語の展開に引き込まれて行きました。
戦争の悲しさ、取り返しのつかない結果をもたらす愚かさを表現するだけではなく、最後には生きる希望をそこはかとなく与えてくれる… これは生の舞台の醍醐味だなぁ、と思います。
広島と呉が主な舞台となっており、原爆の恐ろしさも伝えるミュージカルでした。
海外の方たちにも観てもらいたい。
本日の主演は昆夏美さん、海宝直人さんでした。安定。
大原櫻子さんのすずもどうしても観たくなり、終演後に調べていただきましたが、私が行ける日時はソールドアウト
地味な内容ですがチケット売れてるのですね。
帰りの写真、十字架みたいな影