前回、1000個のジャガイモを収穫した後のお話です。

本番はここから。実家の「印鑑迷宮(ラビリンス)」

しかし、本当の悲劇(お笑い)はここからだったのです。

以前探したのになかった、母の施設入所手続きに必要な、「通帳」と「印鑑」の大捜索がスタートしました。

通帳はなんとか発掘したものの、問題はここから。

「お父さん、この口座の印鑑はどれ?」

ここから、父の「記憶の迷子ちゃん」が発動します。




質問しているのに、なぜか全く違う話を始めたり、急に引き出しの奥から出てきた昔の書類を熟読し始めたり、作業が1ミリも進みません。

しまいには、一個一個確認する私に、父が逆ギレ。

「俺だって分かんねえんだよ!」と、謎の愚痴モードに突入です。

「いや、あなたの通帳ーーー!!!(心の絶叫)」

終わりの見えない大捜索、噛み合わない会話、謎のイライラ。

ジャガイモ1000個を運んだ筋肉痛なんて完全に忘れるくらい、精神をガリガリと削り取られていきました。

最強の「空気清浄機」たち

一触即発、実家崩壊の危機(笑)。

その重苦しいピリピリ空気を救ってくれたのは、やっぱり息子たちでした。




おじいちゃんのイライラを察して、長男がすっと間に入ってボケてくれたり、次男が他愛のない話で空気をフワッと軽くしてくれたり。

彼らがそこにいてくれるだけで、実家のドロドロした空間が、一気に「賑やかなお正月」みたいな空気になるから不思議です。

もし私一人だったら、間違いなく父と大ゲンカして、ジャガイモを何個か投げつけていたかもしれません(危ない、危ない、笑)



やることは尽きない、けれど!

なんとか、これであろう印鑑が見つかり、泥のような疲労感を抱えて帰路につきました。

そして、帰りながらの親戚へのジャガイモを届けます。

父は皆んなに配るために一生懸命、野菜を作っているんです。

届けると喜んで感謝してもらえて、私の労働も報われました。

「お母さんの次は、このお父さんのサポートか……。やること、一生なくならないじゃん!」と、白目を剥きそうになりますが、車を運転しながらふと思いました。

でも子供達、ジャガイモ1000個を運び、実家の電気を替え、ピリついた空気を和ませてくれる、最強の相棒(戦友)に育っている。



うん、人生トータルで見たら、私、ものすごい幸せものじゃない!

とりあえず、今夜はサロンパスを全身に貼りまくって、ジャガイモの夢を見ながら爆睡しようと思います。