2023年7月にこちらの展覧会に行ってきました!

高畑勲展ー日本のアニメーションに遺したもの

 

場所は三重県総合博物館さんです。

 

 

私のお目当てはもちろん大好きな「アルプスの少女ハイジ」!!

でしたが、今回、あまりよく知らなかった高畑勲氏について いろんなことを知り、とても感動しましたニコ

 

常に「子どもの心の解放」を信条としていた高畑氏。

 

それが反映されている、というアルプスの少女ハイジのオープニングと第1話の一部。

 

会場でどちらも映像が流れていましたが、その思いを知ってから見ると、あきませんね泣けてきました…えーん

 

そういえば、第1話でおじいさんの山に行くまでに、ハイジがどんどんどんどん服を脱いでいくシーンがありましたが、あの時のハイジも「解放感」に溢れていましたよね。

 

 

当時売られていたハイジやマルコ関連のおもちゃも展示されていましたが、ハイジの「かるた」がかわいかったな。

 

紹介されていた札の中では「ゆかいなヨーゼフとぼけがお」..がお気に入りです爆笑

 

アルプスの少女ハイジでは、高畑勲氏は宮崎駿氏にレイアウトをお願いしようとしていた、とのことでした。

 

 

そして、父が大好きだった「赤毛のアン」

 

父は「赤毛のアン」そのものや、アニメに詳しいわけでもなかったのですが、今回の展示を見て、父が惹かれたのがよく分かりました。

 

私も子供の頃は「おもしろいなー」と思って見てはいましたが、それだけでした。

 

 

どの作品にも、ですが、「赤毛のアン」にも高畑勲氏の愛が詰まっていました。

 

アニメ化するにあたり「会話の面白さ」がこの作品最大の魅力と考えていた高畑勲氏。

 

父もよく「アンの言うこともおもしろいけど、周りの人との会話がおもしろい」と言っていました。

 

アニメ「赤毛のアン」のための高畑勲氏が作った資料も展示されていましたが、すごかった!!!

 

アンのクラスメート一人一人のエピソードが全員分書かれてあったのです!!!(←手書き!)

 

アンの年表も作られていましたねー。(←手書き!)

 

アンのキャラクターデザインに関しても高畑氏の要望を読むと細かくて難しい!と思ったのですが、キャラクターデザイン担当の近藤喜文氏は見事に高畑氏の要望通りのアンを作り上げていて感動しました。

 

「赤毛のアン」だけではなく、ほんと、どの作品も細かく細かく設定をしていて、高畑氏は「やってるうちに臨機応変に」とか「続けてるうちに固まってくるわ」とか言いながらの見切り発車って絶対にしなかったやろうな、と思うほどにほんっとーに!色んなことが細かく細かく設定されていました。

 

「赤毛のアン」のオープニングも会場で流れていたのですが、この少し大人っぽいオープニングも高畑氏のアニメ「赤毛のアン」へのいろんな想いを知ってから見ると泣けて泣けて…えーん

 

 

色んなことに「すごいわー」と思いながら、会場で鉛筆をお借りしてメモしまくっていたら、途中、スタッフさんが近づいてきて「書けてます?鉛筆をお取替えしましょうか??」と声をかけてくださいました。

 

お気遣いありがとうございました!ラブ

 

 

見応えのある展覧会で大満足!!

 

ますます「アルプスの少女ハイジ」が好きになりましたし、高畑勲氏が手掛けた作品を、また観たくなりました!

 

 

 

クラッカーくうこのおまけクラッカー

 

今日は父の命日なのですが、父の好きだった「赤毛のアン」の事を書くことができてよかったです。

 

2023.7鑑賞

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ありがとうございました花火

話せば分かる…と信じていた

理想郷

(2022年/スペイン・フランス/138分)

 

監督:ロドリゴ・ソロゴイェン

 

 

【ストーリー】

フランス人の夫婦アントワーヌとオルガは、スローライフを求めてスペインの山岳地帯にある小さな村に移住する。しかし村人たちは慢性的な貧困問題を抱え、穏やかとは言えない生活を送っていた。隣人の兄弟は新参者の夫婦を嫌い、彼らへの嫌がらせをエスカレートさせていく。そんな中、村にとっては金銭的利益となる風力発電のプロジェクトをめぐって夫婦と村人の意見が対立する。(映画.comさんより)

 

 

【かんそう】

 

田舎ホラ〜!驚き

アントワーヌとオルガは理想のセカンドライフを求めてスペインの田舎にやってくるけれど……

アントワーヌ…あのバーに行かなかったらええのにーって思いながら観てたけど、元教師で、娘にも「話せば分かる」って言っていたことから、自分も彼らに対してそう思ってたんかな。

地元のティタンとローレン兄弟のアントワーヌ夫婦への嫌がらせが半端なくて観ていてめちゃくちゃイヤでしたが、その嫌がらせには彼らなりの理由があって、それはよそ者のアントワーヌ夫婦が風力発電所計画に反対しているから。

この計画が実行される運びになれば、村人たちにいくらかの補償金が入るのだが、よそ者夫婦が反対しているために計画が進まない。

だから兄弟は彼らに嫌がらせをするのだ…という単純な理由だけど、分かりやすいし、とても端的に浅はかで短絡的な彼らを表していましたね。

アントワーヌが補償金もらったら何がしたいねん?て彼らに聞いた時も、クズ兄弟からは

 

「タクシーを借りて弟と半日ずつパリ(だったかな?)を観光する」

 

という答えが返ってきます。


私は彼らの答えに悲しさを感じましたよ…



この土地でずーーーーーーっと生きてきた兄弟。

 

アントワーヌたちが来なければ自分たちの境遇を思い知ることもなく幸せだったかもしれないなぁ。


実話を基にしているらしいのですが、脚本も構成も良くて引き込まれました!

小さな伏線が散りばめられているのもおもしろかったし(番犬のくだりとか、この地方の男性は素手で馬を捕まえる、とか)、後半はガラッと変わって意外と強い妻オルガの物語になっていて2部構成っぽかったのもおもしろかったです。

でも、私が娘でも「お母さんももうやめてー!!!」ってなりますわ。

最後はオルガの執念が報われたな…って感じでスッキリとまではいかなくても、ホッとしました。


怖かったけどおもしろかったです!!

 

 

うりぼう4つ:いのしし いのしし いのしし いのしし

 

2023.11鑑賞

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ありがとうございましたしっぽフリフリ

 

ペルー映画祭 vol.2

 

なんと!大阪では無料上映!

 

しかも所謂(小さめの)シネコンで!

(当時、お写真の撮影&掲載の許可をいただいていたのですが、数年経ってしまったので一応お顔はうさぎさんで…。とてもかわいらしい笑顔の素敵なスタッフさんでした)

 

 

お菓子も一袋いただきましたー!!

ビールにぴったり生ビール


でも2本しか鑑賞できずーえーん

アルパカと生きる喜び

(2021年/ペルー/80分)

 

監督:ティト・カタコラ

アルパカのドキュメンタリーということで絶対に観たかった!

固定カメラでシーンを繋ぐので、その場にいるような感じでした。

そう言えば、数えるから中に入れて!って言った途端、ものすごい数のアルパカがドドドーッとサークルの中に入ってきたんだけど…あれ、全部数えられたんやろか?!




サミチャイ、牛飼いの祈り

(2020年/ペルー・スペイン/87分)

 

監督:マウリオ・フランコ・トッソ

こちらは京都で観たのですが、鑑賞料金1600円でした。

 

京都は有料だったのね…

3つの章仕立てになっていました。

つらかった…無気力

とにかくつらかった無気力

過酷な環境の中、家族はバラバラ。

男と痩せた牛のサミチャイだけが残り、生き残りをかけた旅に出るんだけど……


やっぱりつらい物語でしたな、これは。
 

 

 

2023.11鑑賞

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ありがとうございましたおひつじ座

るるる~♪

草原に抱かれて

(2022年/中国/96分)

 

監督:チャオ・スーシュエ

 

 

【ストーリー】

内モンゴル自治区の都会に暮らすミュージシャンのアルスは、兄夫婦とともに集合住宅の小さな部屋で暮らす認知症の母を引き取り、母が求めてやまない故郷へ連れて帰ることに。広大な草原の中で2人きりの生活が始まるが、母の病状は次第に悪化し徘徊を繰り返すようになっていく。アルスは母が迷子にならないよう縄で母と自分の体を結びつけ、一緒に母の思い出の木を探す旅に出る。(映画.comさんより)

 

 

 

【かんそう】

 

なるほど。

 

原題は『臍帯』。

ミュージシャンの主人公アルスが兄夫婦の家を訪ねるとアルツハイマー病を患う母が、かつて自分が知っている母とは違う様子で過ごしていた。

アルスは母を引き取り草原で暮らし、思い出の木を探すことに…


途中、アルスが母の徘徊を防ぐために自分と母とを太いロープでつなぐのですが、それがまさに「臍帯」へその緒、でしたね。

途中、アルスの家だったかな?アルスと兄とをそのロープでグルグルに縛り、その後、パッと手を離すお母さん。

 

何だか2人が母から生まれたような瞬間でした。


あと、印象に残ったのが、母がもう、上手に作れなくなった奶茶。

 

激まずで飲めたもんじゃなさそうなんだけど、兄が、それを何も言わずに母の前で全部飲み干すシーン。

最初はお兄さん夫婦、いくらなんでもお母さんに対して酷い扱いするよなーって思っていたけど、このシーンを見て、決して心底嫌いとか、意地悪をしている、とか、そういうのではないんだな…って思いました。

母親に対する対応はよくない!よくないんですが、人には人の事情もあるってことも頭に入れておかないとあかんなって。

 

…ほんま よくないんですよ?!母親に対する対応は!!



ラストがまた映画らしくて良かったです。
 

 

うりぼう4つ:いのしし いのしし いのしし いのしし

 

2023.11鑑賞

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ありがとうございましたおひつじ座

にゃぁ~

Bi Gan A SHORT STORY ビー・ガン ショート・ストーリー

(2022年/中国・フランス/15分)

 

監督:ビー・ガン

 

【ストーリー】

変わり者の孤独な黒猫が、自由を求めるカカシに「この世の中で、一番大切なものは?」と質問する。答えに困ったカカシは、黒猫に3人の奇人と会うよう告げる。黒猫は、ほろ苦さと引き換えに希少な飴を配るロボット、食べると記憶が短くなるという麺をすすって愛する人を忘れようとする女、時間を操る魔法を使えるようになるため劇場に棲みついた悪魔と出会う。(映画.comさんより)

 

 

【かんそう】

 

ビー・ガンの短編ですねー。

 

尺は15分。

原題が「破碎太阳之心」

直訳だと「砕かれた太陽の心」という感じですが、映像もそうなら題名も詩的ですね。

ストーリーはあってないようなものですが、黒猫が案山子に「この世で一番大切なものは?」と聞いたところ、答えに困った案山子は3人を紹介し、黒猫が彼らに会いに行きます。

そこからはビー・ガン特有の時代も場所も分からないファンタジーのような、SFのような世界が広がっていくのですが…


なんか、ほぼほぼ寝るフォーだったなーと思い、YouTubeで再見しました。(中国語字幕)

映画館で観た時は、ほぼ寝ていたため無気力全く覚えていない部分がほとんどだったのですが、YouTubeで観た時、これはやっぱり映画館案件だなーと思いました。

出てくるロボットや人の設定、モノの名前もおもしろかったな。(日本語字幕をもう一度見たい!)

ポスターにもなっているシーンは画面を通して観ているはずなのに風を感じるほどにリアリティがありましたわ。あり得ない設定なのにねー。

ラストはほっこり。


元々、猫グッズブランドの依頼によって作られたショートフィルムらしいのですが、ビー・ガン監督は猫飼っているのか、飼っていたのか…習性をよく知ってるなって思いました。ほんわか

 

 

うりぼう4つ:いのしし いのしし いのしし いのしし

 

2023.11鑑賞

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ありがとうございましたねこへび

前回の続きです

 

4.街

 

つい撮っちゃう都会っぽい風景

 

七藝さん&シアターセブンさん近くの十三の交差点。

どの時間帯もこの位置から見る空が好きです。

 

大阪アジアン映画祭の時かな?

 

大阪アジアン映画祭のメイン会場ABCホールの大階段。

 

受けに行ったな~

 

どこかの自販機でしょうな。

 

 

5.いろいろ

 

三重県のイベントがあってお茶を買ってみました。

朝・昼・夜の三種類があり、私は朝と夜を購入!

 

すっきりおいしかったですニコニコ

 

 

今はもうないラジオの「ステップアップ中国語」講座。

この時は映画のフレーズを使っての学習だったのでテキストを買ってよく聞いていました。

 

今はラジオでは「まいにち中国語」だけですね。

 

 

2023年3月末に終了した配信サイト「GYAO!」さん

本当に本当にお世話になりました。

 

特に複雑な登録などせずとも、意外といい映画を無料で観ることができ、コロナ禍では随分お世話になりました。

 

終了間際のラインナップもすごかった~!!!

 

終了してしまい本当に残念ですが、感謝の気持ちでいっぱいですわー

 

ありがとうございましたニコニコ

2023年3月に撮ったあれやこれやです。

 

今回は食べ物だけです汗うさぎ

 

1.おいしい(おうち編)

 

夫が買ってきた豚の耳!

でも、意外と美味しかったな。

 

近くの酒屋さんで、もうすぐ賞味期限がくるから、ということで半額以下で売っていたのでまとめ買い!

ありがたかった~ラブ

 

期間限定のサンミーは買っちゃうよねー

 

これは…覚えていないんだけど写真を撮ってるということはおいしかったんだろうな。

 

イオンで販売されていたお弁当。

このシリーズ大好きだったんだけど、すぐに売り場から消えたなぁ。

 

こちらは韓国ですねー

 

ソースがこぼれてる…持って帰る時に傾けたんだろうな。

 

季節限定で販売されるこちらノンアルが大好きでよく買っていました。

 

これで100円はありがたい!ということですぐにお買い上げニコニコ

 

 

2.おいしい(外食編)

 

期間限定でコラボをしていたので気になって食べてみました!

 

上にのってるのがいちごみるく飴の砕いた欠片

 

これ…どこだ?!

 

これも…どこだ?!

なんかお上品なの食べてるな、私。

 

期間限定で出ていたビールスタンドにて!

外で飲むビールもおいしいよねー

 

 

3.おいしい(大好きチェーン店!)

 

お馴染みのサイゼリヤさんでございますニコニコ

 

 

 

こちらはコメダさん

コメダさんは たいていソフトクリーム多めなのでうれしい飛び出すハート

 

こちらはミツヤさん。

絶対頼んでしまうプリン…大好きラブ

 

こちらはチェーン店じゃないけれど、スナパですな。

 

見事に食べ物ばかりでしたー

 

結構食べてるねー(いつもやけど)

 

请回答~!

宇宙探索編集部

(2021年/中国/118分)

 

監督:コン・ダーシャン

 

 

【ストーリー】

かつてメディアにもてはやされ世間の注目を集めていた科学雑誌「宇宙探索」は、今ではその人気も衰え廃刊の危機に頻していた。そんなある日、編集長のタンは中国西部の村で宇宙人の仕業と思われる怪現象が起きたという情報を掴む。タンは雑誌の起死回生を図るべく、一癖も二癖もある編集部員や外部の仲間たちを連れて現地へ調査に向かう。そこで彼らを待ち受けていたのは、予想を遥かに超える出来事だった。

 

 

 

【かんそう】

 

2022年大阪アジアン映画祭コンペティション部門作品です。

まず、私は大阪アジアン映画祭出品作品には贔屓目です。

それが中華圏作品なら尚更です。

それを踏まえての感想だと思ってください。(読む前から分かるってやつですね)


いやー大好きでした!!!


ただ、この作品に関しては賛否両論で、感覚が似ている映画朋友さんも一般公開後に観たけどほぼ寝たわーっておっしゃってたので警戒はしていたのですが…

私のツボにはがっつりハマってくれました!

ほぼモキュメンタリーの形を取っているのですが、ちゃんと計算されていて、ロマンと愛が詰まってました。

信じ続ける…しかも強く強く信じ続ける、ということの強さ。

あそこまではなかなかできひんなーと思いながら観ていました。

ずっと…苦しかったんだよね…タン編集長は。


そのタン編集長が作った探知機がまあまあ優秀なんだけど、これ、乾電池で動くっていうのにめちゃ笑いました爆  笑

すごいわー!


そして、一般公開の時は「鍋割」というのをやっていて、お鍋を持ってきたら、か、その場でかぶったら?だったかで割引きがありました。

久しぶりに一般作品でこういう割引見たなーと思いました。

 

楽しい企画があると、盛り上がるのでちょっと嬉しかったですニコニコ

(でもこの映画はそんなに盛り上がってなかったかも…)


孔大山(コン・ダーシャン)監督は今後要注目の若手監督だと思います!

そういや『流転の地球』の監督さんがチラッと出演されていたのもよかったな。


 

うりぼう5つ:いのしし いのしし いのしし いのしし いのしし 合格 

 

2023.11鑑賞

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ありがとうございましたUFO

恐ろしい

沈黙の自叙伝

(2022年/インドネシア・ポーランド・ドイツ・シンガポール・フランス・フィリピン・カタール/115分)

 

監督:マクバル・ムバラク

 

【ストーリー】

インドネシアの農村で暮らす青年ラキブの父親は服役中で、兄は海外へ出稼ぎに行っている。ラキブは一族で数世紀にわたり仕えてきた退役将軍プルナが所有する空き屋敷で、たった1人の使用人として働くことに。プルナはラキブに対して立場を超えて親身に接し、父親のような存在となっていく。やがてプルナが地元の首長選挙に立候補したことで、2人の運命は大きく動き出す。(映画.comさんより)

 

 

【かんそう】

 

第23回(2022)東京フィルメックスコンペティション部門で最優秀作品賞を受賞した作品です。

 

先日感想をアップした『あしたの少女』と同じ年の東京フィルメックスコンペティション部門で上映されていたんですね。



さて、映画の方ですが…

 

インドネシアの田舎を舞台にした、独裁者の権力とその恐怖。

父は刑務所、兄は海外で働いていて、今は退役将軍プルナの空き家を管理する青年ラキブ。

 

ある日、突然プルナが、選挙に立候補するとかで急に帰ってきたことから、ラキブは成り行きで彼に仕えることに。

のんびり田舎で過ごしてきたラキブにとっては仕方ないにせよ、あまりにも無知過ぎたかな…。

 

 

プルナから軍服もらったりして、自分も偉いんだ、と錯覚していくラキブだったけど…ある事件を境に、ようやくプルナの恐ろしさが分かり、父の「簡単に人を信用するな」という言葉の重さも理解します。

 

 

私が印象に残っているのが、ある集会(プルナの選挙関連の集会だったかな?)で昼食のシーン。

 

ラキブは最初、みんなと同じお弁当を食べ始めますが、途中でスタッフにプルナたちや えらいさんたちと同じ昼食会場に連れて行かれます。

 

ここで食べろ、といわれるのですが、ラキブにしてみたら身分不相応で おどおどしてしまいます。

 

ですが、恐る恐る食事を口に入れた瞬間「何これー!美味しいやーん!!!」となり、もうそこからはバックバク食べ始めるのです。

 

あぁ…知ってしまったのね…蜜の味を…凝視

 

自分の実力で得たわけではない蜜の味を…凝視

 

と、思った次第です。



インドネシアといえば、昨年は関西万博のインドネシア館の明るく陽気な呼び込みが話題になっていましたが…

私はこの映画の感想を書きながら、『アクト・オブ・キリング』をまず思い出しましたし、政府の恐ろしさという面では『ゴールド 金塊の行方』の最後の処刑方法も思い出しました。不安

 

また、この作品の製作国の多さにもちょっと…いろいろ感じてしまいますが。


そして、この連鎖はまだ終わらないのか?!とも思わせるようなラストも怖かったです。

 

 

うりぼう4つ:いのしし いのしし いのしし いのしし

 

2023.11鑑賞

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ありがとうございましたドア

ノルマノルマノルマ

あしたの少女

(2022年/韓国/138分)

 

監督:チョン・ジュリ

 

 

【ストーリー】

高校生のソヒは、担任教師から大手通信会社の下請けであるコールセンターを紹介され、実習生として働き始める。しかし会社は従業員同士の競争を煽り、契約書で保証されているはずの成果給も支払おうとしない。そんなある日、ソヒは指導役の若い男性が自死したことにショックを受け、神経をすり減らしていく。やがて、ソヒは真冬の貯水池で遺体となって発見される。捜査を開始した刑事ユジンはソヒを死に追いやった会社の労働環境を調べ、根深い問題をはらんだ真実に迫っていく。(映画.comさんより)

 

 

【かんそう】

 

 

第23回(2022)東京フィルメックスコンペティション部門で審査員特別賞を受賞した作品です。

 

 

つらい…


『私の少女』のチョン・ジュリ監督がペ・ドゥナと再びタッグを組んだ作品。

実際にあった事件をベースにしている物語だけど、韓国だけでなくどこの国でもありそう。

「高校生」「実習生」「研修生」…いろんな口実で労働力、対価、そして尊厳までも搾取されていく弱い立場の人たち。

 

自分たちの立場やメンツを守ることしか頭にない会社、学校…大きくくくると“社会”。

誰かに相談すればよかったのに…って言う人もいるかもしれないけれど、ソヒの性格、そして、あそこまで追い詰められてしまったら、もうただひたすら病むしかないような気がします。



一番印象に残っているのが、ソヒが母親と同じ食卓でご飯を食べている時。

ソヒはもう心が壊れかけの状態でしたが、母親がフッとそんな自分を見てくれてるような視線を感じて、すがるように母親の方を向いたら…母は自分じゃなくて、その奥にあるテレビを見ていてソヒがガッカリしたような表情をする…というシーン。

もう…どこにも彼女の拠り所はないのか…と悲しくなりました。




後半はフィクションで(前半もそうだけど、実際の事件に基づいている)、刑事のユジン(ペ・ドゥナ)登場!!

調べれば調べるほどソヒを取り巻く闇の深さ!

 

ユジンが気づいてくれてよかった。

 

動いてくれてよかった。

 

怒ってくれてよかった。

 

ソヒは帰ってこないけれども…でも…ユジンがいてくれてよかった。

 

フィクションではありますが、そう思いました。



ラスト…ネタバレですが…


ソヒが唯一残した動画は自分のダンスの動画。

しかも、ずーっとできなかった所がやっと成功して踊れた!という動画。

この動画を見て、また泣けてきました。

みんなの期待に応えようと頑張ったソヒ。

頑張り屋、努力家……過ぎたソヒ。

それは残されたダンス動画でも分かるし、そして、ダンスに限らず、いろんなことに努力する、チャレンジする、ということが彼女にはもうできない。

彼女にはもっとたくさんの未来があったはずなのに…と思うと本当に悲しいです。


丁寧に描かれていた分、ずーっと最後までつらかったです…悲しい
 

 

 

うりぼう5つ:いのしし  いのしし  いのしし  いのしし  いのしし  合格

 

2023.11鑑賞

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ありがとうございましたバレエ