オイディプス王

アポロンの地獄

(1967年/イタリア/105分)

 

監督:ピエル・パオロ・パゾリーニ

 

【ストーリー】

イタリアの異才ピエル・パオロ・パゾリーニが詩人ソフォクレスのギリシャ悲劇「オイディプス王」を映画化し、パゾリーニ監督自身の人生を投影しながら撮りあげたドラマ。

世界各国の民族音楽とモロッコの荒涼とした砂漠地帯を背景に、神秘的な映像美で描き出す。古代ローマ。1人の男が荒野に赤ん坊を捨てて去っていく。通りすがりの男に拾われた赤ん坊はコリントス王のもとへ運ばれ、オイディプスと名付けられて王と王妃に愛されて育つ。やがて逞しく成長したオイディプスは、アポロンの神殿で「父親を殺し母親と交わる」という神託を受ける。運命から逃れるため故郷を離れた彼は、荒野をさまよううちにライオス王の一行と遭遇するが、そのライオス王こそオイディプスの真の父親であった。(映画.comさんより)


【かんそう】


第14回京都ヒストリカ国際映画祭(2022)の企画で上映されました。

ギリシアの「オイディプス王」の物語をベースとしているそうです。

上映後に、イタリアのパゾリーニの研究者的な方のビデオ解説が10分ほどありました。

 

ずーっと腕を組みながら、うつむき加減で体を揺らしながら話されていましたわ爆笑

でも、その方のお話がとてもおもしろくて「へー!」なことがいくつか…

まず、この作品はいろんな解説にも書かれていますが、パゾリーニにとって自伝的作品と定義しているそうです。

 

文字通りの自伝というわけではないようですが。

だから過去と現代を繋げたような構成になっているのかなーと。


そして、衣装が独特で、音楽は時々日本っぽいものが流れてきていたのですが、パゾリーニはアフリカの美術や日本的なものに大変興味があったようです。

パゾリーニは特に溝口健二の美学に魅かれていたようで、近い部分もあった、との話に一番驚いたかも!

でも、パゾリーニの映画って確かに衣装や美術面が美しいものが多いもんなー。

 

あと、ロケ地にもこだわり感じる!

この作品の衣装もアフリカっぽさを感じたのですが、解説では『山椒大夫』で身につけていたものに似ているものが使われている、と言っていました。

…そこはわからなかったわ……


パゾリーニは溝口健二が描く造形的な美しさ、女性の社会的な地位の高さ(描き方?)に共感していたそうです。

単なるヘンテコ作品監督じゃないんだなぁ…(←失礼)


ここからは私が強く覚えているところですが…

☆主人公がよく叫ぶ

☆旅の途中で出会う恐ろしいスフィンクス…のはずが結構ちゃっちくて、弱かった。


…ですおーっ!
 

 

ヘンテコ作品大好きな私にとってはやっぱりパゾリーニ監督作品はおもしろく感じます!!

 

 

 

2022.11鑑賞

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ありがとうございました節分