【おうち映画ふりかえり】
今回感想を書く3本はどれも素晴らしかったです✨
ハッピーエンド
(2017年/フランス・ドイツ・オーストリア/107分)
監督:ミヒャエル・ハネケ
ハネケ監督作でユペリンが出ていたので本当は劇場で観たかったのですが観逃し〜
観終わった時、『ハッピーエンド』とは皮肉な題名だなーと思いました。
SNSには熱心だけど自分の家族には無関心。
バラバラ家族のバラバラしたお話で、個人個人の行動にゾッとすることも多かったけど、特にエヴの動画を撮る姿は現代のSNSにのめり込む人たちを表現してるよなぁ、と1番ゾッとしました。
さびしんぼう
(1985年/日本/112分)
監督:大林宣彦
なんで大林宣彦監督特集の時に劇場で観なかったのか…と後悔しました。
前半はこのノリがずっと続くのはキツイな…と思いながら観ていましたが、物語が進むに連れて前半の変なノリはなくなっていったのでホッ…
しかも優しいラストで良かったです。
そして!大林宣彦監督のアイドル映画といえばエンディングですよ!!!
今回もまた「ザ・アイドル映画」を感じさせてくれるエンディングで釘付けでした。
今はあんなエンディングないんちゃうかなー?(アイドル映画観ないから知らないだけ、なんですけど…)
でも、ああいうエンディングは楽しくて好き♡
大林監督の晩年の作品は観ていてしんどいことも多かったけど、昔の青春映画は大好きだなー
近松物語
(1954年/日本/102分)
監督:溝口健二
っくー!!これも何度も劇場で観るチャンスあったのにー!!
Netflixで配信終了が近かったので観たのですが、これもこれも!劇場案件でしたわー
茂兵衛とおさんの逃避行のシーンで、峠を越える場面があるのですが、ここ!特にここはスクリーンで観たかったー。
あと、もう、死んでもええわーと思っていたおさんが「初めて生きたいと思いました」と心がスッと変わるシーンも悲しいけれど美しかったなぁ。
おさんのキリッとした表情!
カメラはなるほど宮川一夫氏でした。
そしてラスト…悲しいラストでしたが二人にとってはむしろ望んでいた最後かもしれんなぁ…と思える表情で何とも言えない感情になりました。
とにかく最初から最後までずーっと素晴らしくて、次に劇場で観れる機会があれば必ず観たい!!と、この時思っていたのですが、その後、劇場で観る機会があったので、無事に劇場鑑賞できました~!!
2回目もしっかり感動
2021夏鑑賞
ありがとうございました