先日ペマ・ツェテン監督作品の感想を書いたので、その繋がりでこちらも…
観ていない作品を中心に観ようと思っていましたが結局3本のみの鑑賞です![]()
ラモとガベ
(2019年/中国/110分)
監督:ソンタルジャ
「ただ好きな人と一緒になりたいだけなのに」というガベの叫び。
ほんまそうやんなー、と、そこまでの彼等を見ていて思いましたが…
ラモに実は…な秘密があって、それはなんか世界中であるあるの感じがするし、なんとなく予想はついたけど、それより私はガベの背景にびっくりしましたよ!
勝手に結婚したことにされてて、離婚もふつーにできない状況にあるガベ!!
私はガベのほうが「お気の毒だわぁ…」って思ってしまったけど。
離婚も夫婦ともに揃って手続きせんとあかんってそんなしんどいことあるぅ?!って思いましたよ。
ガベの頑張りもあったけど、役所の方がええ方で良かったですわー
二人がどーのとか、ケサル王の神話、とかいうより社会的、封建的な外堀の問題の方が結構大きく感じました。
タルロ
(2015年/中国/123分)
監督:ペマ・ツェテン
羊飼いとして生きてるタルロ。
三編みがトレンドマークのタルロ。
毛沢東語録を朗々と諳んじるタルロ。
笑顔で話す明るいタルロ。
ある日、役所からID(身分証明書)を作れと言われて街に行くタルロ。
で!!
ここからですわ…
近代化していく社会に一歩踏み入れたばかりに…
そして美容師の女性との出会いもタルロを変えさせましたねー
観ているうちにどんどんどんどん悲しくなりました。
最後はもう、得意げに毛沢東語録を諳んじることのできる以前のような明るいタルロではなく、悲しかったです。
タルロォ…![]()
とても見応えがありおもしろかったです!!
オールド・ドッグ
(2011年/中国/88分)
監督:ペマ・ツェテン
1990年代末、中国富裕層の間でどえらい人気だったマスチフ犬。高額で売買されたり盗難されたり。
このお話もそんな背景があります。
彼らにしたら、今までどおり普通に暮らしているつもりでも、中国の経済事情が知らない間にどんどん勝手に入ってくる。
息子はやたらと犬を売りたがるけど、じいちゃんは「犬は民族の誇り」と絶対に売らない覚悟!
ラストは じいちゃんにとって「犬は民族の誇り」の言葉に偽りなし!だったと思います。(辛いけどー
)
『タルロ』が「アイデンティティの喪失」なら『オールド・ドッグ』は「守り抜いたアイデンティティ」
真逆の物語ではありますが、描いていたものはズバリ「チベット族のアイデンティティ」でしたね。
ペマ・ツェテン監督作は今まで3本しか観ていませんが突き刺さる感覚がありました。
もっともっと監督作品を観たい!と思わせてくれる監督でした。
本当に残念です。
ペマ・ツェテン監督 ありがとうございました。
くうこのおまけ![]()
この特集でスタンプラリーがありました!
スタンプは長野県の上田映劇さん手作りだそうで長野県から大阪にいらっしゃいました~
『オールド・ドッグ』だけは押せなかったのですが、他の2作品と特集のスタンプは押せました。
どれもこれもクオリティが高すぎ!!!なのですが、今回押させていただいた中では特に『タルロ』がお気に入りです!
そっくりー![]()
2021.6鑑賞
ありがとうございました![]()






