緑の牢獄 | シネマド館

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世界の映画を見ていると世界を旅しているように感じる・・・というブログではなく単なる「映画」と「おでかけ・旅行」をメインにしたブログです。とは言いながらも結構他のことも書いてます・・。

西表島

緑の牢獄

(2021年/日本・台湾・フランス/101分)

 

監督:黄インイク

 

【しょうかい】

沖縄を拠点に活動する台湾出身の黄インイク監督が、沖縄・石垣島に移り住んだ台湾移民たちをテーマにした「海の彼方」につづき、台湾から八重山諸島に渡った移民たちの現在を描いたドキュメンタリー。沖縄県西表島に暮らす、90歳の橋間良子。彼女は植民地時代の台湾から養父とともにこの島に来て、人生の大半を島で過ごした。良子の養父は労働者の斡旋や管理をしていた炭鉱の親方で、彼女は今も炭鉱に後ろめたさを感じていた。炭鉱の暗い過去、島を出て音信不通となった子どもたち……忘れることのできない数々の記憶が彼女の脳裏をよぎる。彼女はなぜ一人で島に残り続けるのか、記録映像や歴史アーカイブ、再現ドラマなどを盛り込み、台湾からこの島に渡った一人の人間の過去と現在を多角的に描いていく。(映画.comさんより)

 

 

【かんそう】

 

黄インイク監督の前作『海の彼方』がとても良かったので今作も期待して鑑賞!

 

西表島にそんな歴史があったなんて…と驚きながらの鑑賞でした。

(たいていのドキュメンタリーは私にとって「知らんかったー」なことばかり)

 

途中、劇映画的な部分が差し込まれていて、私の理解を助けてくれたようにも思いましたが、なくても良かったかなーとも思ったり。

 

西表島の歴史も、ですが、何より良子さんの歴史が写し出されていて彼女のカメラを意識していない素の表情が良かったです。

 

結局、良子さんも「緑の牢獄」に囚われてしまった一人なんかな…

 

 

そういえば、良子さん家のお隣の家(良子さん所有)を借りているルイスくんという青年が出てくるのですが、映画の中ではすごい尺取って写っていた部分があったわりに、その後、何かえらい中途半端な扱いで、逆に彼のその後が気になりましたわぁ。

 

 

 

 

単に私の好みなのですが…

 

前作の丁寧な取材と編集、粋なラストがとても良かったのと、今作の題材がかなり興味ひかれる物、ということで、かなり期待していましたが、今回は観ていてちょっと集中力や気が削がれる部分があったかな。

 

 

うりぼう3.5:いのしし いのしし いのしし オバケ

 

2021.5鑑賞

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ありがとうございましたクローバー