すぐに帰れると思ってた
FUNAN フナン
(2018年/フランス・ベルギー・ルクセンブルグ・カンボジア/87分)
監督:ドゥニ・ドー
【ストーリー】
1975年4月のカンボジア。武装組織クメール・ルージュによるプノンペン制圧のニュースを境に、多くの住民が強制労働のため農村に送られる。一家で農村へ移動する道中、チョウは息子のソヴァンと離れ離れになってしまう。農村での苛酷な労働や理不尽な扱いは、彼女と夫クン、そして共に生活する家族を追い詰めていくが、最愛の息子を取り戻すためチョウは何があってもあきらめずに生き延びていく。(映画.comさんより)
【かんそう】
冒頭のノスタルジックなほのぼの雰囲気は一瞬で終わり、その後はひたすら恐ろしいポル・ポト政権の弾圧によって苦しむ様子が描かれていました。
しかもかなり早い段階で子どもがいなくなってしまうー!!!
祖母が気づいて追いかけて行くけれど、結局、家族&親戚たちはそのまま強制労働の場へ。
働けど働けど先が見えない。苛酷すぎる労働。先輩たちにはイジメられる。ごはんだって白米だけ…
(東南アジアの苛酷労働の場は白米のみのごはん、が定番なのかな)
バタバタと家族&親戚が亡くなっていく。
夫も息子を探しに行くと出ていったけれど…
「諦めない」という気持ちを保つにはあまりにも過酷な状況。
唯一、息子を見つけるということだけが彼らのモチベーションになっていたように思います。
暴力や虐待などの直接的な描写はそんなにありませんでしたが、それでもひどい状況は伝わってきました。
よく生き延びたよなぁ…
体も心もボロボロやんなぁ…
監督の母の体験を元に作られたそうですが、それは追体験にもなるだろうし、辛くなることもあったんじゃないかなぁ。
それでもこの映画を完成させて伝えたい、という想いはこの映画を観た方々には十分に伝わったんじゃないでしょうか。
あのような状況の中でも風景は変わらず美しかったのが、また悲しかったです。
うりぼう4つ:
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2021.1鑑賞
ありがとうございました![]()
