ドーナツ?ドーナッツ?
詩人の恋
(2017年/韓国/110分)
監督:キム・ヤンヒ
【ストーリー】
韓国の済州島を舞台に、主人公の詩人が同性の青年に対して激しい感情を抱いたことから、愛や夫婦のあり方について、三角関係になった詩人とその妻、青年の3人が、もがきながら答えをたぐり寄せていく姿を描く。自然豊かな済州島で生まれ育った30代後半の詩人テッキは、スランプに陥っていた。そして、稼げないテッキを支える妻のガンスンが妊活を始めたことから、平凡だったテッキの人生に波が立ち始める。乏精子症と診断され、詩も浮かばずに思い悩むテッキは、ある時、港に開店したドーナツ屋で働く美青年セユンと出会う。セユンのつぶやきをきっかけに新しい詩の世界を広げることができたテッキは、セユンについてもっと知りたいと思うようになるが……。(映画.comさんより)
【かんそう】
ところどころヤン・イクチュンはフジモンにしか見えなかったな。
さてさて、マイルドヤン・イクチュンを堪能してきました!
詩人?テッキは妻ガンスンからの妊活プレッシャーに圧を感じつつ頭が上がらないのでなんとなくそのまま流された日々を送っていたけれどある時、新しくできたドーナツ店のドーナツにハマりーの、その上、そのドーナツ店で働く青年セユンにもハマりーの……でしたが。
嫁ぎーの、になるのか?!
テッキも最初は確かにセユンに対して恋のような気持ちを抱いていたかもしれないけれど、観ていて、次第に「それって恋なんかな?」て思えてきました。
彼の力になりたい、何とかしてあげたい、という家族愛というか「情」に近いような感情では?
もし、ガンスンとの関係があんな感じじゃなかったら、セユンに惹かれることなんてなかったのでは?
などなど…いろいろ考えてしまいました。
テッキとセユンのラブゥな感じのシーンがなかったから余計にそんな風に感じたのかもしれませんが。
でも人の心はわかんないですもんね。
ガンスンの妊娠が発覚してからのガンスンの行動は、私でもそうするかも、と思いました。
最終的に女手ひとつで子育て、という選択もありますが、それは私の場合、ですが、最終的に、というか、自分が納得した上での選択なので私の性格上、彼らを見ていたら「んな簡単には引き下がれへんわ!!」と思うので、わりとガンスン寄りで観ていました。
結局、テッキ、セヨン、ガンスンはそれぞれの「愛」の形を選んだということなのかな。
タイミングが合わなかったのもこれまた3人の運命だったのかな。
くうこのおまけ
テッキが美味しそうにドーナツを食べるので私も食べたくなりました
うりぼう4つ:
※画像はお借りいたしました。
2020.12鑑賞
ありがとうございました