一生懸命
タイトル、拒絶
（2019年/日本/98分）
監督：山田佳奈
【ストーリー】
雑居ビルにあるデリヘルの事務所で、華美な化粧と香水の匂いをさせながらしゃべる女たち。デリヘル嬢たちの世話係をするカノウは、様々な文句を突きつけてくる彼女たちへの対応に右往左往している。やがて、店で一番人気のマヒルが仕事を終えて戻って来る。何があっても楽しそうに笑う彼女がいると、部屋の空気は一変する。ある日、モデルのような体型の若い女が入店したことをきっかけに、店内での人間関係やそれぞれの人生背景が崩れはじめる。（映画.comさんより）
【かんそう】
伊藤沙莉ちゃん主演と聞いて劇場に。
確かに伊藤沙莉ちゃん演じる”カノウ”が主役ではありましたが、主役を食うほどの勢いだったのが恒松祐里さん演じる、いつも乾いた笑顔の”マヒル”だったように思います。
恒松祐里さんは今までそんなに印象に残る女優さんじゃなかったんだけど、この作品は役どころもあってか、かなり印象深かったです。（でもテレビドラマでは似たような役が多くてもったいないなーと思ったり）
マヒルが本音を言えて心から笑顔を見せることのできる相手は現れるのでしょうか。
現れてほしいです…
カノウやマヒルに限らず皆さんキャラが強烈でしたが中でもヤヨイちゃんが最強やったかな？
どこででも生きていける感じがしました
この映画に出てくるそれぞれのキャラクターも良かったですが、そのキャラクターを演じる役者さんたちもよかったです！！
物語はデリヘル事務所で繰り広げられる群像劇でしたが皆さん、男女問わず「それでも必死で生きてんだよぉっ！あぁん？！」な感じが「生」を感じさせてくれて良かったです。
その事務所内でひとつ、疑問があったんです。
それは…
皆さん、よぉトイレ行くな…
てことです。
でも、この作品自体がもともと舞台劇というのを聞いて納得しました。
人物を捌けさせるのに必要だったんですねー
あと、ネタバレですが…
デリヘル嬢の手作りお弁当を食べた男性スタッフが強烈にお腹壊すというシーンがありましたが、何を使ってお料理したらそうなる？！とちょっとびっくりしましたが、腐った卵だったら一撃…かな…？？
うりぼう4つ：
2020.11鑑賞
ありがとうございました