マロナの幻想的な物語り | シネマド館

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世界の映画を見ていると世界を旅しているように感じる・・・というブログではなく単なる「映画」と「おでかけ・旅行」をメインにしたブログです。とは言いながらも結構他のことも書いてます・・。

与える愛

マロナの幻想的な物語り

(2019年/ルーマニア・フランス・ベルギー/92分)

 

監督:アンカ・ダミアン

 

 

【ストーリー】

血統書付きの母と少し乱暴な父との間に生まれたミックス犬マロナは、同時に生まれた9匹の末っ子であることから「ナイン」と呼ばれる。彼女は生まれてすぐに曲芸師マノールの手に渡り、「アナ」と名付けられる。アナは大好きなマノールと幸せな日々を送るが、マノールの新たな仕事が“犬禁止”だと知り、彼のもとを去ることを決意。寂しく通りをさまよっていた彼女は、エンジニアのイストヴァンに拾われ、「サラ」という新しい名前をもらう。イストヴァンからはかわいがられたものの、彼の家族からひどい扱いを受けたサラは家を逃げ出し、公園で少女ソランジュと出会う。新たな名前はマロナ。持ち前の愛くるしさで家族全員を魅了し、絆を深めていくマロナだったが……。(映画.comさんより)

 

 

【かんそう】

 

「物語」ではなく「物語り」

 

 

マロナがかわいくて健気で…でもしっかり「犬」で切なかったぁぐすん

 

兄弟たっくさんの中で育ったマロナはその時は「9」という名前(?)

 

そして大道芸人のそばにいた時は「アナ」

この頃はまだママや兄弟の事も思い出してたね。

 

 

彼の幸せを願って自ら大道芸人の彼の元を離れたアナ(マロナ)は次は建築家の男性のそばにいるようになり名前は「サラ」に。

彼の年老いた母や彼のパートナーはいろいろ問題があり、このパートは人間側の問題を描いているようにも思えました。

 

 

 

そして最後に出会ったのが女の子!彼女にマロナと名付けてもらい彼女との生活が始まりますが…。

最後の女の子に出会えてよかったなぁと思ったのですが、基本的にはどのパートナーにも優しく寄り添うマロナ。

 

観ているうちにマロナが健気で泣けてきましたわ。

 

 

「幸せは苦しさの中の一瞬の休息」みたいなことをマロナが言うのですが、マロナは確かにぬくぬくの幸せ犬生を送ってきたわけじゃないもんなぁ。

 

意識はしてなかっただろうけどマロナは人間に癒しと愛を与え続けてきましたもんね。

 

だからマロナに出会った人間の方も「マロナに出会えてよかったなぁ」だったと思います。

 

 

 

最初は絵があんまりかわいくないかな、と思い正直観たい優先度は低かったんだけど、なんとなく観ておいた方がいいかな、と劇場へ。

 

大きなスクリーンで観て正解!でした。

 

動くマロナはとてもかわいくて表情も抜群!ハート型のお鼻もとてもキュート💕

 

また、色彩豊かで独創性あふれるアニメに釘付けになりました。

 

美術館で見るような絵がイキイキ動いてる!な感じでした。

想像力豊かなシーンの数々にわくわくほんわか

 

また、どことなく色彩感覚がデュフィの絵を思い出させましたねぇ。

 

この感覚は日本のアニメでは見られないような気がします。

 

…て、日本のアニメを網羅したわけではないのですが……

 

 

とてもよかったです!!

 

 

※画像はお借りいたしました。

 

 

うりぼう5つ:いのしし いのしし いのしし いのしし いのしし 合格

 

2020.11鑑賞

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ありがとうございましたわんわん