先日『花の咲くころ』の感想を書きましたが、2019年末に大阪でもジョージア映画祭が開催されました。
たくさん観たかったのですが、年に数回の繁忙期と被ってしまい、ほんの少しだけですが、観に行かせていただいたのでその記録を。
・・・とは言えほとんど寝ていたので、「寝ていました」という記録です。
『聖なる泉の少女』
(2017年/ジョージア・リトアニア/91分)
監督:ザザ・ハルバシ
こちらはジョージア映画祭の関連作品、ということで上映。
おもしろかったよーという映画の友情報があったので、とても楽しみにしていましたがほぼ寝ていました・・・
『映像』『ダンサー』『少女デドゥナ』
こちらはこの3本で一つのプログラムとして上映されていました。
『映像』はもっと観ていたいなーと思うほど素晴らしい景色の連続でした。
『ダンサー』は全く覚えていません。完全に寝ていましたー!!すみませーん!!
『少女デドゥナ』は音痴のおじさんが強烈に印象に残っていますねぇ~。なんてことない日常だったなぁ。
(2010年/ジョージア/76分)
監督:ルスダン・ピルヴェリ
【かんそう】
こちら、一度目はちょいちょい寝てしまったのですが、もう一度観たいなぁ、と思い、リベンジ鑑賞しました。
一度目、ちょいちょい寝たわりに、観終わったあと、どんよりとした気持ちだけはしっかり感じていました。
二度目、しっかり観ましたが、やっぱり観終わったあとはどんよりとした気持ちが残っていました。
映画は淡々とした語り口で少年スサの日常が描かれているのですが、何も楽しいことはないスサ・・・
唯一楽しそうだったのが兄貴分と会って遊んでいる時。
主人公が劇中唯一笑顔を見せたのがこの兄貴と遊んでいたシーンじゃなかっただろうか?!
パスタも一緒に食べていたねぇ。
また、スサは学校に行かず、闇酒づくり工場で母の手伝いをしている様子。
ちょっと『存在のない子供たち』を思い出しましたねー
父親が出稼ぎに行っているようで、父が帰ってきたら3人で街で暮らしましょう、という母の言葉もむなしく、なにも変わらない。
しかも父親までもがこの闇酒づくり工場で働くような雰囲気が・・・
このままどんよりした日常で大きくなっていくのだろうか。
ラストにスサが見せた怒りは工場長に向けられていたけれど、スサだってきっとわかってると思います。
こんなことしたって仕方ないんだけど・・・って。
冒頭のシーンで見たスサ手作りのキラキラ万華鏡が悲しいほどに美しく思えました。
くうこのおまけ
スサが配達する先でジョージアの街の雰囲気が感じられて面白かったです。
あの賭博場のゲームってどんなんなんだろう??
飲食店では餃子っぽいのが見えましたねー
2019.12鑑賞
ありがとうございました