眠る村 | シネマド館

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世界の映画を見ていると世界を旅しているように感じる・・・というブログではなく単なる「映画」と「おでかけ・旅行」をメインにしたブログです。とは言いながらも結構他のことも書いてます・・。

時間は流れていく

眠る村

(2018年/日本/96分)

 

【しょうかい】

「ヤクザと憲法」「人生フルーツ」など数々の社会派作品を送り出してきた東海テレビ製作によるドキュメンタリー劇場版の第11弾。戦後唯一、司法が無罪から逆転死刑判決を下した事件として知られる「名張毒ぶどう事件」の謎を追った。三重と奈良にまたがる葛尾で昭和36年、村の懇親会でぶどう酒に混入されていた毒物による中毒で5人が死亡し、当時35歳の奥西勝が逮捕される。一審で無罪となった奥西だったが、二審で死刑判決、そして最高裁は上告を棄却。昭和47年、奥西は確定死刑囚となり、独房から再審を求め続けたが平成27年10月、獄中で帰らぬ人となる。本作では、奥西の自白の信憑性や、二転三転した関係者の供述、そして再審を拒む司法など、事件から57年を経たいまも残る多くの謎に迫っていく。

 

【かんそう】

 

見逃し続けていましたがやーっと捕まえました!!

 

仲代達矢さん主演の『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』を数年前に観ていたこともありこちらも観たかったのです。

 

『眠る村』とはうまく付けた題名だなぁ、と思いました。

 

 

確かに犠牲者がいるのでその遺族の方々のことを考えると「とにかく犯人を!」となり、集団心理も加わって奥西勝攻撃になってしまうんかなぁ、と思わなくもない。

 

そして冤罪の可能性がある奥西勝死刑囚側の家族としても「真犯人を!」となりますわな。

 

 

司法もなぜあんなにも頑なに再審請求を棄却するのか。

 

再審に持ち込まれたらなんかまずいことでもあるんか?と疑ってしまいます。

 

 

技術的進歩により科学的根拠が示された事実より当時の曖昧で強要された自白の方が効力強いなんて「?」やけどなー

 

未だに「自白主義」のところがあるのが怖い。←韓国の映画でよく観るけど…

 

 

そして村人たちの証言も…なんだか……むぅ…

 

 

東海テレビは奥西勝は冤罪では?という疑いのもとこれらの作品を作っているので、観ている側も同じように思ってしまうのは危険かもしれないけれど。

 

でもあれだけの証拠が出ているからなー

 

「裁判官は私がはよ死ねばいいと思ってる」と話していた妹さん。

 

妹さんがお元気なうちに再審が始まり事件の本当の解決、真犯人を!!と切に思いました…

 

 

うりぼう4つ:うり坊 うり坊 うり坊 うり坊


2019.5鑑賞

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ありがとうございましたメモ