ツーレス
家へ帰ろう
(2017年/スペイン・アルゼンチン/93分)
監督:パブロ・ソラルス
【ストーリー】
ホロコーストを生き抜いたユダヤ人の老人が、70年の時を経て、友人との約束を果たすためにアルゼンチンから故郷ポーランドへ旅する姿を描いたロードムービー。ブエノスアイレスに暮らす88歳の仕立て屋アブラムは、自分を高齢者用の施設に入れようとする子どもたちから逃れ、故郷であるポーランドを目指して旅に出る。そして、その旅には、第2次世界大戦時、ユダヤ人である自分をナチスの手から救ってくれた親友に、自分が仕立てた最後のスーツを渡すという目的があった。(映画.comさんより)
【かんそう】
ホロコーストネ関連のお話だけれどもメインはアブラハム最後の旅!というロードムービー。
アブラハムの芯がブレないからだとは思うけどめんどくさいやら頑固やら。
でも一方で茶目っ気もユーモアもたっぷり!しかもダーンディー
だから女性も思わず手を貸したくなるのかしら?
アブラハムを助けてくれた女性の皆さんは自立した大人の女性でかっこよかったな。
大切な友人に大切なスーツを届ける最後の旅の途中で出会う人たちもみんなアブラハムにとって大切な人になりましたねー
旅の途中でちょっとずつアブラハムの心が柔和になっていくのがよかったです。
ずーっと気になってできなかったことなど、意外と身近な家族の言葉より遠い知人の言葉に励まされたり背中を押されたりで動ける、ということはありそうですもんね。
特にポーランドに着いてからの展開が好きでした。ツーレスの行く末は?そしてアブラハムは友人に会えるのか?看護師がご近所に聞いてくれている時に一切字幕が出ていませんでしたが、アブラハムもドキドキしたと思いますが私も緊張しましたわー!
静かなラストがとても良かったです。
うりぼう5つ:
2019.1鑑賞
ありがとうございました