ロキタ!ロキター!!
トリとロキタ
(2022年/ベルギー・フランス/89分)
監督:ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ
【ストーリー】
アフリカから地中海をわたってベルギーのリエージュにやって来た少年トリと少女ロキタ。偽りの姉弟として生きる2人はどんな時でも一緒で、年上のロキタは社会からトリを守り、しっかり者のトリは時々不安定になるロキタを支えている。10代後半のロキタはビザがないため正規の職に就くことができず、ドラッグの運び屋をして金を稼ぐ。ロキタは偽造ビザを手に入れるため、さらに危険な仕事を始めるが……。(映画.comさんより)
【かんそう】
89分の物語。
救いのない、悲しく残酷な映画でしたが、2023年ベストを出すとしたら絶対に入れると思います。
もう…ほんと事実なんだろうな…と思う数々のエピソード。
これらもきっと氷山の一角だろうな。
トリは不吉な子として生まれたので、国に帰っても命の危険がある、ということでベルギーでビザが発給され、学校にも通えています。
ロキタは経済事情での亡命なので、なかなかビザはおりず、仕事もできないので、黙ってバイトをするしかなく、仲介業者やバイト先の人にいいようにされている状態でした。
ロキタの夢はアパートを借りてトリと二人で暮らす、という普通のことなんだけど、それすらも彼女たちにとっては果てしなく遠く難しい。
トリは勇敢で頭のいい少年なんだけど、ここではできることにも限りがある。
トリとロキタは心を寄せ合い、励まし合うしかできない。
トリとロキタは本当の姉弟じゃないけれど、互いを思いやる気持ちは本当の姉弟以上に見えました。
ロキタは偽ビザのために更に危険な闇へと足を踏み入れるのですが…。
ダルデンヌ兄弟特有の「どうしようもない」世界が淡々と描かれていました。
スクリーンに写し出されるのがほとんど2人の世界で、それもまたハラハラしました。
とても見応えのある、いい作品だと思いますが、まだ2回目は観ようとは思わないかな…。
1回目を観てから2年以上経ってるけど。
うりぼう5つ:
![]()
※画像はお借りいたしました。
2023.4鑑賞
ありがとうございました![]()

