貴州省です!
凱里ブルース
(2015年/中国/110分)
監督:毕赣
【ストーリー】
凱里にある霧に包まれた小さな診療所に勤務し、幽霊のように毎日を送るシェン。刑期を終えて、凱里に帰った時には妻はすでにこの世になく、かわいがっていた甥も何者かによって連れ去られてしまった。シェンは甥と同じ診療所で働く年老いた女医のかつての恋人を捜す旅に出る。その途上で立ち寄ったダンマイという名の村は、過去の記憶、現実、そして夢が混在する不思議な村だった。(映画.comさんより)
【かんそう】
3回鑑賞しましたが3回目はもう飽きるんちゃうか、と思いましたがそんなことはなくおもしろかったですねぇ。
2018年は近くの劇場でたった2回の上映!!座席数69の劇場で、補助席パンッパンに入れてくれても100くらい??
観ることできるかしら…とドキドキ。
無事座席を確保することができ、鑑賞できました。
映画の方は…
まさにあの詩のままに時空をぐねんぐねん行ったり来たり。
時間の縦軸、移動の横軸が入り交じり自分もふわふわした感じで物語は進んでいきました。
過去なのか?現在なのか?未来なのか?
幻想の世界なのか?現実の世界なのか?
野人ネタも結局「?」だけどずーっと引っかかってたなぁ。
これも『長江 愛の詩』みたいに体も心も委ねる系のような気がします。
あの長回しがやはりすごかったなぁ。
あと、語学方面。
全編貴州方言でしたが全く聞き取れず!
特に最初に出てきた女医さん!
わからんかったなぁ〜
ですが、女の子がガイドの練習する場面での、凱里の気候はー、位置はー、と諳んじていた時のイントネーションとリズムがとても心地よかった〜
そしてもうひとつ好きなシーン。
主人公が「君のために歌うよ」と若者バンドの中に入っていって歌を歌い始めるのですが・・・
それが全然うまくないのがまた良かったです!!
うりぼう5つ:
2018.8&2020.9鑑賞
ありがとうございました