(2016年/フィリピン/120分)
監督:ジュン・ロブレス・ラナ
【ストーリー】
トランスジェンダーのトリシャ・エチェバリア(パオロ・バレステロス)が突然の死を迎える。ミスコン女王として名の知れたトリシャの遺言は、埋葬前に毎晩繰り返される儀式で、その都度異なるセレブの装いをまとうというもの。生前、苦境にあっても美しくユーモラスだったトリシャの願いをかなえるため、友人たちは行動を起こす。(シネマトゥデイさんより)
【かんそう】
トリシャのすべてが美しかったですねぇ。
生前「死ぬときは神様にもらった姿をもっと美しくして返す」といっていたとおり、棺桶の中でいろんなメイクをしてもらうトリシャ。
決して生きやすい世の中ではなかったと思うけれどぶれずにまっすぐ自分らしさを追求し生き抜いたトリシャ。
輝いていましたね、トリシャは。
バーブスとの友情もまた美しくてステキでしたねぇ。
印象的だったのがコンテストでのQA。
コンテストでは質問に答える、というのがあって、練習では想定される質問とちゃんと模範解答があるのですが、トリシャはどれもこれもなかなか覚えなかったのか覚えられなかったのか唯一覚えた(覚えることができた)のは
「もしも生まれ変わったなら」
という問いに対する答え。
聞いていて思ったのはこの答えはトリシャにとってストンと自分に当てはまった内容だったんだろうなぁ、ということでした。
その言葉を述べている時のトリシャは自信にあふれた表情をしていました。
いい作品でした。
くうこのおまけ
・部屋のインテリアというか色彩がとてもポップでかわいらしかったです。
・劇中女優のイザ・カルサドが本人役で出てきますが、2017年大阪アジアン映画祭に彼女本人がゲストで来てくださったので画面に登場した途端「おー!」と思いました。映画の中の彼女同様とてもキレイで笑顔のステキな女優さんでした。(遠目で見ただけだけど・・・)
うりぼう4つ:
※画像はお借りいたしました。
2017.8鑑賞
ありがとうございました