小早川家の秋
(1961年/日本/103分)
監督:小津安二郎
【ストーリー】
京都の伏見にある造り酒屋「小早川」は、当主である小早川万兵衛が年老いたこともあり、娘婿の久夫に引き継がれていた。長男は亡くなっており、嫁の秋子は画廊に勤めに出ている。万兵衛の様子がおかしいことに気づいた娘夫婦は、番頭の六太郎に後をつけさせるがあえなく失敗。娘夫婦が調べると、万兵衛はかつて愛人だった佐々木つねとその娘の百合のところへ通っていたことがわかる。秋子には再婚話が持ち上がるが、ふんぎりがつかない。次女の紀子もお見合いをしたのだが、大学時代の友人に想いを寄せているため決められない。 (TSUTAYAさんサイトより)
【かんそう】
【女優 原節子のすべて】特集より
たぶん小津監督作品を初めて観たんじゃないでしょうか。
普段は松竹で撮っているということらしく、この作品が唯一の東宝作品であり、原節子さんとの最後のコンビ作品とも言うではあーりませんか。
なので小津監督作品の特徴などはよくわからないのですが、独特のテンポと間やなぁ、と思いました。
万兵衛さんがええ味出してましたねぇ。
お妾さんのお家で一杯やるところもよかったな。
すごくお酒が美味しそうに見えたわぁ。
あと、印象に残ったのは家の中でのカメラ構図。
魅せてくれますねぇ。
美しかったです。
日本家屋の良さや特徴がとてもよく出ていたように思います。
結局、原さんはそんなに印象に残っていないのですが、彼女がお見合いの返事に悩む紀子(司葉子)に言った
「品行は直せても品性は直せないものよ」
このセリフには「わかる!!」でした。
(自分のことは置いといてー)
そのとき、冒頭で原節子のお見合い相手(?)として出てきた森繁さんがフッと浮かびました。
このセリフからすると森繁さんはOKOK!じゃなくてアウトですなぁ。
静かで淡々としていましたが、万兵衛さんのキャラの面白さや、家族同士のやり取りの面白さがあったり、また、絵面の美しさがあったりで退屈はしませんでした。
最後もなんか不思議な感じがしましたし・・・
なんやかんやと面白かったです。
ちょっとほかの小津監督作品も観たいです。
![クラッカー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/098.gif)
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・後半だったと思うのですがバーで女性が踊っているシーンがあります。あのダンスが気になる!
うりぼう4つ:
ありがとうございました☆