(2010年/チェコ/108分)
監督:ヤン・シュヴァンクマイエル
【ストーリー】
夢の中で出会った美しい女が気になる中年男エフジェン(ヴァーツラフ・ヘルシュス)は、精神分析医を訪ねる。カウンセリングを受ける過程で、幼いころに両親を亡くし施設で育った経験が関係しているらしいとわかってくる。やがて自分の意志で夢の世界に入る方法を見つけた彼は部屋を借り、会社に行くふりをして毎日夢の中へ出掛けるようになるが……。(シネマトゥデイさんより)
【かんそう】
こちらは長編です。
専門用語は全然わからないのですが、どうやらこの作品は
実写と写真を巧みに融合させたカットアウトアニメの手法(シネマトゥデイさんより)
冒頭に監督が作品に出てきて「予算がないからー」とおどけて言うシーンがありましたが、この手法を使うと少しは予算を削ることができるのかな。
映像や視界に飛び込んでくるモノは相変わらずシュヴァンクマイエル監督お得意の「ひょえー」なものが多かったです。
しかし、「お話」だけを考えると「まぁ、そういうこともあるかもねぇ」という割とわかりやすくてぶっ飛んだ感はなかったです。
夢と現実の間を行ったり来たり・・・で観ているこちらもだんだんあやふやな感じになっては来るものの、
「男は結局お母さんが大好きなのよ」
ということに集約していると思いました。
あと、毎回シュヴァンクマイエル作品に出てくる料理は美味しくなさそうなのですが(それは監督の小さいころの食体験によるそうです)、今回に限ってはまぁまぁ美味しそうだったかな
うりぼう3つ:
ありがとうございました☆