ブルーで始まりブルーで終わる
(2013年/フランス/179分)
監督:アブデラティフ・ケシシュ
【ストーリー】
教師を夢見る高校生アデル(アデル・エグザルコプロス)は、運命的に出会った青い髪の画家エマ(レア・セドゥ)の知性や独特の雰囲気に魅了され、二人は情熱的に愛し合うようになる。数年後、念願の教師になったアデルは自らをモデルに絵を描くエマと一緒に住み、幸せに満ちあふれた毎日を過ごしていた。しかしエマの作品披露パーティーをきっかけに、二人の気持ちは徐々に擦れ違っていき……。(シネマトゥデイさんより)
【かんそう】
ドラマ「半沢直樹」顔負けのアップの多い映画やったなぁ・・・というのが観終わっての第一感想でした。
その分、入り込みやすいといえばそうだと思います。
食事のシーンなんてほぼアップ。
いろんなところでぼろねーずが食べたくなるわーという意見が出るのも納得です。
観ながら「あばずれの食べ物だ・・・」(by「あまちゃん」の春子)とかどうでもいいこと思ってましたけど。
私が一番好きだったのは最初の本格的な出会いのシーン・・・
あんな風に登場されてあんな風に声かけられてあんな風に会話されたら私も絶対ドキドキが止まらないわぁ~
しかもいつの間にか代金まで払ってくれていたなんてさぁ~←ここは関西のおばちゃんの感覚
彼女たちはよく見られる男女の一般的な恋愛の変遷をたどっていたように思います。
感情、体が合えばもちろん燃え上がる・・・でもやっぱり最終的には根本的なものが違うと難しいのかな、と二人を見ていて思いました。
アデルはもう、エマが好きで好きでたまらん!!っていうのがとても伝わってきました。
彼女はエマの芸術の才能に対して尊敬もしていただろうし、惚れてもいただろうけど実際アデルにとってはエマ自身がアーティストだろうが何だろうがどうでもいい。そばにいてくれたらそれでいい、他は何もいらない・・っていうように見えました。
作品披露パーティでのやりとりや、エマの作品に対する薄っぺらい感想、同居してからの二人の会話などでそう感じたんですけどね。
もちろん、それでもかわいいパートナーだからいいのよん♪、と、エマが思っている間はいいと思います。
でもエマがアデルにしきりに「何か書いたらどう?」と勧めていたのを見ると、やはりエマが本当に求めていたパートナーというのは感情や体がぴったり合って、そして自分の身の周りを甲斐甲斐しく世話してくれるだけの存在・・・というのでは物足りなかったのかなぁ、というような気がします。
ま、「俺はそういうパートナーで十分♪」という男性はなんか多い感じしますが。
でもエマは何に対しても自分と対等な関係を望んでいたのではないでしょうか。
どこかアデルに対して「そこじゃないんだよなぁ・・・」という感覚が強くなっていったのではないでしょうか。
アデルの行動や、表情を見ていると彼女は感情第一!に見えます。
実はそれは恋愛部分だけで、実際は堅実に教師という職業についています。
それはご両親たちとの会話などからもうかがえますが、もう、育ってきた環境も手伝ってそうなってるのかなー。
しっかし、仕事している時のアデルのまぁ楽しくなさそうなこと・・・・
そりゃぁエマに「それが本当にアデルのやりたい事なんか?!ほんでええんか?!」て何度も聞かれるわ。
エマは聡明で勘もいい。自分は思い描いていたアーティストの道をぶつかりながらも歩んでいる。
エマはアデルに対してのもどかしさが募っていってるように思えました。
そして上記のストーリー紹介にも書かれていた「作品披露パーティをきっかけに・・・」ですよ。
このパーティも非常に印象深いものでした。
初めて会うエマの仲間たち。
みんな頭が良くって会話の内容も全くわかんないものばかり。
そりゃ仕方ないよね。
普段身を置いている世界が違うんだもの。
どんどんどんどん置いてけぼり感がつのるアデル。
アデルの心情がバックのスクリーンに流れていた映像の女性の表情とリンクしていたのが非常にわかりやすくてよかったです。
非常にわかりやすい、と言えば、アデルの撮り方も「アデル」という人物を表現するうえでわかりやすかったなーと思いました。
先ほど書いた、食事のシーン、そして、寝顔、口がよく半開きになっている・・・などなど。
理性的、哲学的なエマとは対照的にとっても動物的、本能的な「アデル」という感じがしました。
そして・・・数年経っての再会。
もー未練たらたらやん、アデルゥ・・・
そしてエマは相変わらずかっちょええなーとも思いました。
ぶれないね、彼女は。
そうやね。私でもやっぱり彼女とだったら離れたくないかもね・・・![]()
確かに3時間は長かったですが、意外とのめりこんで観てしまったぜぃ!な映画でした。
くうこのおまけ![]()
・監督の名前が呪文のようで難しい・・・
・フランス人はよぉしゃべる。フランス語映画の字幕翻訳は時に大変、とこの映画の字幕翻訳も担当された松岡さんがお話されていたのを聞いたことがあるが、この作品でもそのことを感じることができる。
エマがアデを追い出すあのシーンもそのひとつ。
エマの機関銃のようにまくしたてるあのセリフは圧巻!NG出さなかったのかしら?!
・・・そして松岡さん・・今回もお疲れ様でした・・・
・昔、ガキ使でヘイポーさんがご自身の身長を「○○○センチ(数字忘れました
)あるかないかです」と松ちゃんに言った時、松ちゃんが
「そういう場合はたいてい”ない”んですよ。」
って言ってました。
なので今回、アデルが同僚の男性と寝たのは2,3回・・・ってエマに責められて白状するシーンがありましたが、あれはきっと3回だな・・・と勝手に想像してました。
のめりこんだ割にどうでもいいことをたくさん考えてますな、わたし。
うりぼう4つ:
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ありがとうございました☆

