ジャンジャカジャカジャン・バルジャン!ジャンジャンジャカジャカ・・・
レ・ミゼラブル
(2012年/イギリス/158分)
監督:トム・フーパー
【ストーリー】
1815年、ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)は、19年も刑務所にいたが仮釈放されることに。老司教の銀食器を盗むが、司教の慈悲に触れ改心する。1823年、工場主として成功を収め市長になった彼は、以前自分の工場で働いていて、娘を養うため極貧生活を送るファンテーヌ(アン・ハサウェイ)と知り合い、幼い娘の面倒を見ると約束。そんなある日、バルジャン逮捕の知らせを耳にした彼は、法廷で自分の正体を明かし再び追われることになってしまい……。(シネマトゥディさんより)
【かんそう】
やっと劇場で観れた。
劇場で観る事ができて本当によかった。
原作を読んだのが10年以内だったので、わりとしっかり内容を覚えているので、言うほど感動なんてしないのではなかろうか?!と思っていのだが、いやいやいや・・・
かなり感動しましたわ。
圧倒されましたわ。
ミュージカル映画なんてものになじみのない私なんかでも別に違和感なかったし。
ただ、ちょっと思ったのが、これ、もし原作を知らない、とか物語の内容あまり知らないんだよね、とかいう方が観たらもしかするとスムーズに入りこめなかったりするのかなぁ?ということ。
でも、「よかった」て言うてる妹は多分原作も何も知らずに言うてるので杞憂かもしれませんが。
あ、あと、私の横に座ってたおばさんも・・・
始まる寸前まで「映画始まるまで大丈夫やんな!」とか言いながらバッキバキ粟おこしを二つに割って食べやすくするという作業をしており、内心映画始まったらこれ食べはるんやろうなぁ・・と思っていたら案の定映画が始まった途端袋のガシャガシャ音鳴らしながら食べ始める。
ほら、始まったと思って横を見ると・・・
さっき、バキバキ二つに折ってた粟おこしじゃなくて別の豆菓子食べてるーーーーーーー!!!
て、ことはさっきの粟おこしはその次?!
3時間近くぶっ通しで食べる気満々やな?!
と、うんざりしていたのだが、さすがレ・ミゼラブルマジック!
途中からおばさんの動きは黙り、じっと映画に見入ってるようで、最後はめっちゃ泣いてはった。
あんなに騒音公害をまき散らしていたおばさんまで黙らせ最後は泣かせるレ・ミゼラブルなので、かなりの力はあるのかな。
ヴィクトル・ユゴーの言葉で「”ゆるす”というのは人間の行為の中で最も難しいものだ」(偉大なものだ・・だったかな?)という感じの言葉があったと思うのだが、このお話もまさに「許す」ということが描かれているように思う。
ほんと「人を許す」ってなかなか難しいよね。
小さいことでもいつまでも「ちっ。許さん!!!」て思うことだってあるし。(私だけ?!)
まぁでもそんなお固いこと抜きにして壮大なエンターテイメントをぜひとも劇場で楽しんでいただきたいわーと思った。
意外にも「もう一度観たいかも」とか思っている私。
くうこのおまけ
・個人的にはエポニーヌの恋に涙。普通相手の女性に嫌な感情が向くよねー。
でもひたすらマリウスへの愛だけを貫いた彼女。ちょっと幸せになってもらいたかったけど・・・
・そのエポニーヌの両親がまぁ、すごい!笑ったわ。ああいう人たちは何があっても生き延びるんやろうなぁ。
・ラッセル・クロウと大森南朋さんはどことなく似ている・・
・「レ・ミゼラブル」中国語では「悲惨世界」・・・すごいストレートに伝わってくるね・・
うりぼう5つ:
ありがとうございました☆