女工哀歌 | シネマド館

シネマド館

世界の映画を見ていると世界を旅しているように感じる・・・というブログではなく単なる「映画」と「おでかけ・旅行」をメインにしたブログです。とは言いながらも結構他のことも書いてます・・。

働けど働けど・・・
シネマド館
女工哀歌

(2005年/アメリカ/88分)


監督:ミカ・X・ペレド


【解説】

国の山間の農村に暮らす16歳のジャスミンは、家計を支えるために都会の工場に出稼ぎに出る。彼女の仕事は、欧米諸国へ輸出するジーンズ作りの「糸切り作業」。時給7円という低賃金だが、ほとんど休む間もない忙しさだ。一方、工場長のラム氏は、海外の顧客からコスト削減を迫られていた。きびしい条件の中、納期に間に合わせるために、徹夜の作業が続く。しかし給料の未払いが続き、工員たちの不満はつのっていった…。(goo映画さんより)


【かんそう】

わかってた事実やけど改めて実感。


でも、これ、2005年の映画だよね。

今は、もう生産拠点としては東南アジアにシフトしつつあるよね。



ということは、この現状がそこでも繰り返されているという事だろうか。


そうでないことを願うが。




私も100均とか大好きなんだけど、これを観てからというもの、100均行って「これ100円なん?!」な商品見ても「これ・・・低賃金で働いた結果の代物なんやろうなぁ」とか思ってしまう。





・・・でも必要なモノやったら買うんやけどさ。






買うならそんなこと考えるな!っちゅう話ですが。





そして彼女たちが納期に間に合わせるために何日も徹夜して作り上げた大量のジーンズはアメリカで、はなっからセールス品として売られる。



なんちゅうオチや。



と、思うけど、日本だって同じだろうね。

福袋に入ってる商品とかさ。



ジャスミンの働く工場の経営者はペナルティなどを工員に科して厳しく厳しく管理している。

工員たちを人間と思っていないような節も見える。

もちろん工員たちは人間だ。不当な扱いをされたら怒る。反発する。



だが、それもまた一蹴されて働かざるをえなくなる。



ジャスミンと友達は何日も続く徹夜にさすがに疲れて夜中の就業時間中にこっそり抜け出し、なけなしのお金で漢方のお茶を飲みに行く。



日本円にして1杯7円前後のものだ。



10代の若い彼女たちが飲んだ漢方のお茶は疲労回復に効くものだ。


スイーツ食べに行こう~♪とかそんなのじゃぁないのだ。



だが、それもばれて罰金を科せられる。





そりゃぁ抜け出したのは悪い事かもしれないが・・・


日本の営業マンも全員とは言わんけど、ようけさぼってはるでぇ?!





みんな働かないとお給料もらえないし、家族養えないし、家族の末来がなくなるし・・・・



家族を思うと不当な扱いをされても働かざるを得ないのだ。





こういう工場は多いだろうな。




ただ彼女たちがやはり10代の女の子たちなんだなーという明るい笑顔や恋心を捨てていないことにだけは安心したんだけどね・・・。





うりぼう4つ:うり坊 うり坊 うり坊 うり坊



人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ


ありがとうございました。