やっぱり「食べる」って全てにおいて大事な事だよね!
監督:沖田修一
(2009年/日本/125分)
【ストーリー】
西村(堺雅人)は南極の昭和基地からも遠く離れた陸の孤島、南極ドームふじ基地に料理人として派遣される。妻(西田尚美)と娘を置いての単身赴任生活で、彼は8人の男性南極越冬隊員たちの胃袋を満たすという大役を任される。基地では雪氷学者(生瀬勝久)をはじめ、雪氷サポート隊員(高良健吾)らが彼の料理を心待ちにしており……。(シネマトゥデイさんより)
【かんそう】
はいーおもしろいー。
はいーわろたー。
食べることと家族を愛する方にぜひ見ていただきたい!!!
実際に西村淳さんという方が南極に派遣されたお話がベースになっており、原作あり、のお話である。
本が出ているそうよ。
取り立てて映画にするほどの内容でもなさそうなんだけど、逆にそれがゆるゆる感を出しており、いい笑いを生み出している。
緊張と緩和を上手に使っていたなぁ。
笑いもゲラッゲラ!というのではなくクスクスクス・・・・ぷぷーっ!!ていう笑いばかり。
しかもどーでもいいシーンやセリフが多い。それがおかしいんだけどね。
なので逆に食事のシーンや、家族とのシーンがとてもじんわりほっこりあったかいお味噌汁のように心に染みる。
みんなで食卓を囲む、たくさん食べる・・・単純だけどとても大切な事、というのをこの映画を見ていて改めて感じた。
どうでもいいけど、私は結婚する前から誰と結婚しようが目標は
『料理上手』
であった。
味にうるさいだんなと結婚した今、私にセンス&腕がないのを思い知らされて、この目標ははかない夢・・となりつつあるのだが、それでも家族(今は2人だけど)が一緒に食卓を囲める環境はつくりたいなぁ・・と思うのだ。
あ、毎日一緒に食事ってのは無理ですが。
たまには・・・。
「食」は「人を良くする」と書くように、また、家族の大事な一場面とも思うのよ。
「人」も良くするが、「家族」をも良くするような気がする。
それにはやっぱり手料理ができた方がいいんじゃないか、ということで私の目標は『料理上手』
だったわけですが。(過去形かよ)
でも食事をちゃんとしている家族に悪い家族はいない!
私は今でもそう信じてます・・。
そして、映画に戻りますが、この基地のメンバーもそう!
あんな閉じられた空間なので「いー!」となることもあったりしますが、やっぱりひとたび食卓を囲めばなんだか元通りになっちゃったりする。
そんな不思議な力が「食」にはあったりするんだなぁ・・・。
その「食」の場を提供する西村(堺雅人)もみんなのために一生懸命奮闘する!!その姿もとっても素敵!
この記事の題名にしている『おいしいものを食べると元気になるでしょう?』というのは彼が言ったセリフ。
どの場面で発せられたかは映画を見てのお楽しみ・・ということで。
男ばっかりの癒し系映画・・・
きたろう、生瀬勝久、豊原功輔・・・みんなおいしいお料理のようにいい味出してる。
たまにはこんなゆるーくておいしい映画もいいのではないでしょうか・・。
ちなみにこの映画のフードスタイリストさんは『かもめ食堂』の方だそうよ。
普通のごはんがとってもおいしそう~☆
あ、でもほんとゆるっゆるの「なんでこんなの映画にしたのかしら・・・」的な映画ですので・・。
パンチが欲しい人には物足りないかもしれないね。
それでも私は大好きかなー。
☆おまけ☆
好きなシーン・・・というか歌・・・
モトさん(生瀬勝久)の誕生日を祝うシーンでメンバーたちがモトさんのために歌を歌う(酔っ払ってるけど)
その時の歌・・・
♪モトさん! モトさん!!
あんたはもともと~~~!!
モトさんっっっ!!♪♪
確かに!!!間違いない!!!
うりぼう5つ: