4月12日(日)晴れ
今日は念願の桂三枝さんの『笑ウインドウツアー2009』を見に行ってきた。
このライブ自体が「念願の」ではなく、お題目が念願の・・・なのだ。
以前一度桂三枝さんの『大阪レジスタンス』を友人が録画してくれたのでそれを見たことがあるのだが、テレビの前で1人涙を流したり、大笑いしたり・・・・まさに涙あり、笑いありの1時間あまりの時間を過ごした。
その時に「これは一度生で聞いてみたい」と強く思ったのだ。
今年の冬、繁昌亭でも三枝さんの「大阪レジスタンス」が披露されていたようだが、所用でどうしてもいけなかった・・・・
残念に思っていたら!!!!
新聞でこの日はツアーラスト日で「大阪レジスタンス」をするというではありませんか!!!
迷わずチケットゲット!!
だんなと一緒に行くことに・・・・
小学生の頃、父と一緒に三枝さんの落語を聞きに行って以来だなぁ・・・
最初はお弟子さんたち二人による落語。
二人とも創作落語だったが、三枝さん作のものかしら??
「疲労キッズ」と「青い目をした会長さん」
そしてそのあと、三枝さんの「宿題」
もう・・・さすが三枝さん。
枕もうまいし、本題も大爆笑だ。
この落語、初めて聞いたのだが本当に笑ったわぁ・・・・からだカックンカックンさせながら笑ったよ。
小学6年生の息子が塾の宿題を毎日父親に聞いてくる。
父親はもちろん今時の小学6年生レベルの・・・しかも塾の問題なんてまったくわからん。
それでも父親は父としての面目を保とうとあれやこれやと解答を導き出すのだが・・・・
でもまんざらハズレでもないなーなんて思ったり、父親の言い訳にうなずいたり・・・・
とにかく最後まで爆笑しまくりの一作だったわ。
そして休憩後・・・
待ちに待った「大阪レジスタンス」
三枝さん大熱演!!
内容を簡単に言うと・・
時は2XXX年。全国言語統一令が出され、方言の取締りがだんだんと強化されていく・・・・
大阪弁はもちろん禁止、大阪らしい名物もどんどん取り壊されていく・・・・
だんだんと追い詰められた大阪下町庶民達・・・・さぁ・・・この危機をどうするのか?!
ていうお話なのだが・・・・
やはり涙がぽろっと出てくるところもあり、ゲッラゲラ大笑いするとこともあり・・・・
大阪への郷土愛がたくさん注がれたこの「大阪レジスタンス」
三枝さんが自分の創作落語を古典落語として後世に残していきたいという活動をされている、と聞いたことがあるが、この「大阪レジスタンス」は間違いなく未来に残っていく落語だと思う。
郷土愛はもちろん、古典落語の良さもたくさん含まれているこの落語。
ぜひぜひ長く演じていただきたい。
三枝さんの落語・・・どれを聞いてもおもしろいし、また、上手なんだよなぁ・・・
間の取り方、天ぷらの食べ方、人物描写・・・どれをとってもいいわぁ・・・
また機会があれば聞きに行きたいな。
その後はだんなとともに夙川へ。
桜を見に行ったのだが(だんなは鉄道撮影)もうだいぶ散っていて残念だったな・・・・
途中で入ったカフェが素朴で木のぬくもりがたくさん感じられる店内で、コーヒーもおいしくていい感じだったわ。
・・・・カフェの名前は覚えてないんだけどねー。