岐阜県郡上八幡の
助産師＆針灸師の
加藤祐里です。
アメリカの心理学者
マズローは
人間には5段階の
欲求があり
1つ下の欲求が
満たされると
次の欲求を満たそうとする
心理学的行動があると
言っています。
第１段階；「生理的欲求」
食う寝る出すなど
生命維持に必要な
生きるための欲求
第２段階；「安全欲求」
第１段階の生理的欲求が
満たされると
次は「危険を回避して
安心して暮らしたい（住）」
と生命の安全を
求めるようになる。
第３段階；
「所属と愛の欲求」
友人・家庭・社会に
受け入れられたい欲求。
この欲が満たされない
状態が続くと
孤独感や社会的不安を
感じる。
第4段階；「承認欲求」
他者から認められたい、
尊敬されたいという欲求。
第５段階；
「自己実現欲求」
自分にしかない
能力をひきだしたい、
自分の限界に
チャレンジしたいなど
理想の自分を
求める欲求。
今、コロナ騒動は
正直、実際にコロナに
かかったり
死にそうになる経験を
している人は
ごくごくわずか少数です。
多くの人が
「かかったら怖い。
逃げられない。」と
いう第2段階の安全安心が
満たされていないか。
「自粛で実家にも
帰れない。
友達にも会えない」という
第3段階の人と繋がる
欲求に支障をきたしている。
もしくは、今まで
社会にでて
成功をおさめて
人から賞賛されたり
お金を稼いで結果を
出してきた人が
お店をしめなかれば
いけなくなったり
思うように働けなくて
第４の承認の欲求に
支障をきたしている人が
多いと思います。
ここで今日、
私が一番言いたいことは
うえの欲求が
思うように満たされなくて
上手くいかないときは
一個下の欲求を
もっと徹底的に
満たしたほうがいいです。
第2段階の安心・安全が
満たされないのであれば
まずはしっかり寝る、
きちんとご飯を食べる、
掃除をする、
洗濯をする、
窓を開けて
朝日をあびる、
第3の社会的欲求が
満たされなくて
寂しいと思うなら
安全に過ごせる
我が家のなかを
快適にする、
家族との関係を
もっと信頼できるように
話し合う。
第４の認められたい、
成果をだしたいという
欲求が認めらないなら
まずは一番そばに
いる人との信頼関係を
もっと太く強く
築けるように
遠いところに
目を向けるのでなくて
本当に、今まで
一緒にやってきた仲間で
近くに困っている人が
いれば、
自分の可能な範囲で
助けてあげるとか
話を聴いてあげたり
下のレベルの
欲求をがっつり
満たすようにしてください。
第５段階の
理想の自分になる、と
いうのは
自分の努力や
頑張りというより
１～４の欲求を
自己犠牲することなく
自分も満足して
結果的に、まわりにとっても
良い影響を与えながら
成長していける人が
結果的に
「まわりや環境が
その人にふさわしい
人格・立場・役割を
用意してくれるようになる」
ということだと
思います。
自分で歩いて進んで
そこに登りつめるというより
機嫌よく一生懸命に
掘り進んでいたら
結果的に、
金のお宝が隠された
洞窟にたとりついた、
みたいな。
コロナで思うように
いかなくて
不安になったり
イライラしがちだとは
思いますが、
自分の人生で
何を学んで
何に価値を感じるかは
たいていの人は
生まれる前に
決めてくるそうです。
ある人がこんな言葉を
教えてくれました。
「愛の素晴らしさを
学びたくて生まれてきた人は
小さい時から
ずっと愛情深い家族の
もとで育って
死ぬまで
何不自由なく愛されて
育つ人生でも学べるけど
愛なんて一ミリもない
水のない砂漠のような
愛情不足でカラっカラの
環境でも
愛の尊さや貴重さを
学ぶことができる」
お金もそう、
命もそう、
人間関係もそう、
「愛」という言葉を
違う言葉にあてはめて
読んでみてください。
人生の逆境や
苦難・困難・挫折ほど
難が有って
「有難い」