今まで仕事を思うようにバリバリやってきた人ほどイライラしている。 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の

助産師&針灸師の

加藤祐里です。

 

コロナ騒動で

産婦さんの立ち合いの

問題以上に

女性たちの問題に

なっているのが

 

実は

「子どもと旦那が

一日中家にいて

イライラする問題」

 

みなさんから

「私、更年期かしら?」と

相談されます。

 

更年期じゃなくても

こんなご時世

イライラします!

 

でも、どんな人でも

PMS的な月経の周期で

気分や感情が

不安定になることは

誰にでも起きます。

 

とくに普段から

機転がきいて

頭がよくて

キビキビと効率よく

動ける人ほど

 

実は、イライラ度が

強いです。

 

特に今のコロナの

状況って

先がまったく読めません。

 

落ち着いたら

コロナの前みたいに

働けるかと言われたら

たぶん、無理です。

 

頭が良くて

キビキビやってきた人って

先が読めない

不安定な状態って

実はすごく苦手なんですよ。

 

今まで仕事が

できていたのも

先回りして

動いたり

頑張ったりできたから

 

「どうなるか分かんない

不安」から逃げていただけで

 

自分ではどうすることも

できない、って状況に

慣れていないから

 

ただ、じっと大人しく

何にもしないで

静かにしている、という

今の状況に

耐えられないでしょうね。

 

こういうときに

「ホルモンバランスの崩れ」って

言われるでしょう?

 

でも、自分で

ホルモンバランスが

崩れているって

自覚できる人って

いますか?

 

病院の検査?

 

すごいイライラの

強い人が

検査しても

たいてい正常値だし

 

ホルモン補充を

どれだけしても

そんなに変わんない人の

ほうが多いくらいです。

医学的には

女性ホルモンは

「卵胞ホルモン」と

「黄体ホルモン」の

2種類があって

 

月経周期によって

違ってくるし

 

どっちがが

増えすぎたり

少なすぎたりすることで

問題が起こるから

 

薬で補ったり

してやれば

ホルモンバランスが整う、という

考え(のはず)ですが、

 

私は、

女性特有の気分や

感情の不安定さは

 

「自分へ注ぐエネルギー」と

「他者」もしくは

「社会」へのエネルギーの

バランスの崩れ、だと

考えています。

 

人間の一番の

根底の欲求は

寝ること、

食べること

(女性の場合、

ただ栄養を補うことが

できればいいわけじゃなくて

 

‘おいしいものが

食べることができて

幸せ~、という幸福感も

重要です)
出すこと

 

という身体面の欲求を

「自分エネルギー」とします。

 

それが家族の世話で

自分のためだけに

自分のペースで

自分エネルギーを

満たすことができない

状況が出てきます。

 

でも、まだここでは

自分エネルギーは

減らされることは

あったとしても

 

マイナスまでには

なりません。

 

家族にご飯を

食べさせながら

自分も食べたり

 

子どもを寝かしつけながら

自分も一緒に寝るとか

 

家族のエネルギーを

満たしつつ

自分のエネルギーを

満たす両立が可能です。

 

ですが、

お金を稼ぐため

社会にでて

仕事で成果を得るために

 

家の外に

エネルギーを

使い始めると

バランスが変わり始めます。

 

多くの人が

仕事のために

睡眠時間を削り

手間暇かけて

食事を作ることを

後まわしにするようになり

 

仕事が休みでも

平日に出来なかった

家事をこなしたり

 

子どもをどこかに

連れて行ったり

家族のニーズに

答えることが優先で

 

自分エネルギーを

満たす時間が

どっと下がります。

 

こういう状態が

「バランスの崩れ」だと

思っています。

 

まだ、自分は

毎日仕事に行って

疲れがたまっている、と

自覚がある人は

いいのですが

 

問題は「もっと

頑張りたい人」です。

 

「結婚前は

もっと能力を生かして

仕事していた」

 

「子どものお迎えさえ

なければ

自分はもっとできるのに」

 

「もっと、あの人みたいに

ちゃんと結果を

残したい」

 

こういう人って

自信があって

努力家で

学生時代も部活の部長とか

クラスの委員とか

やってきた人で

時代を読むセンスもよくて

器用なタイプは

 

社会的な評価で

自分エネルギーを満たす

癖(中毒)があります。

 

社会にでて

いつも何か目標を

掲げて

右肩上がりで結果を

出し続けていないと

 

世の中で

何にもしてない

誰の役にも

たってない

ただの主婦の自分に

劣等感を感じるのです。

 

自分が

今まで

目的もなく

ゴロゴロしていては

いけないって

頑張ってきた人は

 

目の前で

子どもがゴロゴロして

何にもしてないと

腹が立ちます。

 

人に頼らずに

自分のことは

自分でなんでもしないと

いけないと

ちゃんとやってきた人は

 

家のなかのことを

何にもしようと

しない旦那をみると

腹が立ちます。

 

イラつかせる人とは

「本当はそうして

いたかったけど

抑えつけた私自身」

 

まずは3日間、

 

半身浴2時間して

眠たい時に寝て、

ゆっくり自分のためだけに

美味しいお茶でも

淹れて

 

食事はテイクアウトで

旦那と子どもに

適当に済ませてもらって

 

自分は仕事のことも

忘れて

のんびりできると

いいですね。

 

もうねェ、

コロナの前の

無理しても

何とか結果を出せばいいって

時代には

戻れないですよ。

 

コロナの前は

上手くいっていたかも

しれないけど

それはたまたま

世の中全体が

上昇気流に

乗っていたからであって

 

もう1mでも

無理している人は

生き残れません。

 

自分へのエネルギーと

他者へのエネルギーの

バランスが良い人だけ

生き残れます。