岐阜県郡上八幡の
助産師＆針灸師の
加藤祐里です。
産後に母乳育児が
上手くいかなくて
なんとかならんか
あたふたしている
お母さんはめづらしく
ないです。
統計では
100人の母親がいたら
77人の人が
困っている、らしい。
そもそも
はじめての育児なんて
母乳にこだわらない人も
母乳が出すぎる人も
困るのは一緒。
「みんな、困るんです！」
でもね、
妊娠中にある程度
「心構え」「体の準備」を
した人は
やっぱり乗り切りかたが
違います。
自分たちの母親の
時代と違って
何せ、産みはじめる
年齢が遅すぎる。
いくら若くみえても
昔は20歳代前半で
産み始めていたし
自分の産んだ子が
人生ではじめて
触る赤ちゃん、なんて
こともなかった。
まわりの親戚や近所には
いつもどこかで
誰かの家に
赤ちゃんがいたから
生きていれば
自然に「子供って泣くんだ」
「こうやってあやせばいい」って
理屈でなくて
身に着く世の中だった。
自分の母親も含めて
まわりのおばさんとかは
産院の看護師とか
行政の保健師以上に
子育てのことを
よく分かっている人が
多くて
アドバイスが的確だった。
だから、現代の実家の母親、
もしくは
20代でポロっと産んで
さくさく子育てした
昔の友達，
もしくは母乳には
あんまりこだわってないような
友達が言う
「そんなに心配しなくても
なるようになるって」
なんてアドバイスは
鵜呑みにしては
いけません。
産後に母乳で困る人は
妊娠中の養生を
間違えていた人が
ほとんどだけど
それ以上に
妊娠前の「冷え」
「筋肉の凝り」
「思考の癖」に
問題がある。
妊娠したところから
ゼロからスタートやなくて
それまでに培った
マイナスの悪い体や心の癖を
妊娠中にはせっせと
リセットしてほしいのに
それやってないんだもん、
そりゃ、苦労するさ。
産後に母乳で
苦労したくないなら
通っている産院以外にも
近くで妊婦さん向けの
クラスをやっている
助産師さんを何人か
みつけて
会いに行く。
母乳の話は
自分一人じゃなくて
旦那さん、
実家のお母さん、
色んな人と
何回聴いても
損はないから。
産後に家まで
往診に来てくれそうな
助産師さんと
仲良くなる。
そこらへんは
美容院を探すのと
一緒でいい。
「この人なんか
良さそうだな」って。
もし、産院に入院中に
母乳だけで
みるみる体重が増えて
赤ちゃんの身体的には
何の問題がなくても
退院してから
産後2ケ月くらいまでは
1週間に一回くらいは
助産師さんに
来てもらって
相談に乗ってもらう。
…くらいじゃないと
今のママさんたちが
母乳育児を悩みなく
乗り切るなんて
無理だと思う。