インナーチャイルドって何ですか? | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

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数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の

助産師&針灸師の

加藤祐里です。


今日は「インナーチャイルド」について

質問を受けたので

お答えしますね。

インナーチャイルドは

「内なる子ども」と

訳されます。

こちらのサイト

比較的、分かりやすく

説明してあるので

参考にしてほしいのですが


明らかに

生まれ育った家庭に

問題があって

愛情の少ない環境で

育ったり


愛情たっぷりの

家庭で育ったとしても

学校などで

自分らしさを

否定されるような

出来事を経験したまま


心の傷が未解決なまま

大人になって


新しい人間関係、

パートナーとか

子どもとか

会社とかで

問題を感じるようになる、


もしくは

いつも満足できない、


そういうときに

自分でも無意識に

抱えている

インナーチャイルドの

傷と向き合い、

癒すワークが必要です。


例え、自分は

全然、問題ない。


親にも愛されたし

学校でも友達も

先生もみんな仲がよかったし

そんなの関係ないと

思っていても


「ほくろ」みたいなもので

探せば

誰にでもインチャはあるし


「自分はどこにでもいる

普通の子で

別になんの問題も

抱えていない」と

思っている人ほど


ドロっドロの

何年も放置された

ぬか床みたいな

インチャを抱えています。


例えば、

1歳半くらいにも

なると

 

目の前にお菓子が

あるときに

思わず手が出て

「食べたい!」と思う

自分もいれば

 

「お母さん、食べてもいいって

許してくれるかな?」と

大人の顔色を

伺う自分も出てきます。

 

すごく素直で

わがままで

感情の赴くままの

小さな自分と

 

大人の言うことを

よく聞いて

褒められたい、

ちゃんとしたい、

良い子でいたい「自分」

が存在します。

お利口で

反抗期とかあんまり

なくて

今までソツなく

大きな挫折や

失敗もなく生きてきた人は


もう一人のわがままで

自由な自分の感情に

「蓋」をします。


こんな自分はダメだ、

こんな自分はいない、と


見て見ぬふり、

感じないふりをして


ただただ、

親とかまわりが

良いとする言動や

進路を選びます。


でも、もう一人の自分は

死んだわけではないので


否定して、

見ないふり、

気づかないふりを

すればするほど


あらゆる場面で

「私、ここにいるんですけど!」


「私、こうしたいんです!」

と蓋を破ろうとします。


よくあるのが

お姑さん、

もしくは会社の女の

先輩や上司と

上手くいかない、

イライラする、という

問題があるときに


インチャケアのワークをすると

実は自分のお母さんとの

小さい時の記憶、


お母さんとおばあちゃんが

昔、ケンカとかしていて

そのときに

二人に仲良くして

ほしいのに、


お母さんが悲しそう

だったとか、


(※子どもは基本的に

お母さんを守るため、

お母さんを幸せにするために

この世に生まれてくるのですが


お母さんが悲しい顔を

していると

自分が原因でなくても

自分が幸せにして

あげられていないという

罪悪感を抱くそうです。)

今、違う人間を通して

自分に気づきを与えるために

再現させていることが

あります。

子どもという存在は

親のインチャを触発する、というか


子どもは親のインチャを

救うために

来るのではないかと

思っています。


これは私も

自分の子どもの子育てて

常々実感しているのだけど


イライラさせることほど

自分が否定した

インチャそのもの

だったりします。


うちの中学生の長男は

いまだに食事のとき

姿勢が悪くて

何回も何回も

注意します。


自分では覚えていないけど

私自身が小さい時に

大人から食事の姿勢について

怒られたり、

怒られないように

神経を使ってきて


小さい自分を

制して

緊張感を与えて

生きてきたとします。


すると、目の前の

子どもが自由気ままに

食べていると


インチャがうずくのですよ。


「何あの子!

私はこんな格好して

食べると許して

もらえなかった。


あの子ばっかり

ズルい!」って。


他の子どもがやっていたら

気にならないのに


自分の子どもだと

すごい腹が立ったリ

心配になる。


こういうのも

たいていインチャ。


不思議なのは

子どものことを

何回注意しても

治らなかったのが


自分自身の過去の

記憶や傷とむきあって


「あのとき

私はこうして

ほしかったのよね」


「あのとき、

悲しかったなぁ」


「私よく頑張った。

よしよし」と


自分で自分のインチャを

客観視して

慰めてやると


なぜか不思議と

目の前の自分の子どもの

問題行動がなくなるのです。


もしくは

前はあんなに

目くじら立てて

怒っていたのが


全然、ほうっておける

ようになる。

服部みれいさんの

「うつくしい自分になる本」は

インナーチャイルドについて

比較的分かりやすく

書いてあります。


こだまやすこさんが

提唱した

セルフヒーリングケア

「まなゆい」


自分の内なる声に

気づくツールとしては

おすすめ。

(やりかたを知りたかったら

お伝え出来ます)

ドロドロの糠漬けは

自分一人では

どうにかなりそうも

ないなら


ホメオパシーの専門家に

かかるのもおすすめです。