岐阜県郡上八幡の
助産師&針灸師の
加藤祐里です。
今後ますます
人工知能や
ロボットに人間の仕事が
奪われていくと
言われています。
逆に人間にしかできない
思いやりやぬくもりが
伝わる仕事こそ
「人間性」であり
「愛」なのだと思います。
先日、ある人に
簡単な仕事を頼みました。
お金には直結しない
仕事でしたし
やってもやらなくても
何の意味もなかったかも
しれません。
その人がもし
まだ２０歳代なら
「仕事のやりかたを
まだ知らないのかな？」と
思って注意して
やり直してもらった
かもしれない。
でも、そこそこ社会経験も
摘んできた３０歳代。
「こんな結果なら
私がやったほうが
早かった。
この人には
もう頼まないでおこう」と
思いました。
どんな簡単な
仕事でも
自分の専門分野や
得意分野でないことこそ、
実は人間性がでます。
簡単で地味で評価
されにくい
正直誰がやっても
同じような仕事を
相手が喜ぶように
その先のまだ見ぬお客さんの
ことも想像して
得られる報酬の
高い安いに
関わらず
求められた以上の
質になるように
誰よりも自分が楽しんでやる。
それこそ、まさに
サービス精神であり
人間性。
またこの人に
何か頼みたいと
思うのは
人間性です。
探せばもっと
良い仕事をする人も
いるかもしれないし
経験豊かな会社も
あるかもしれない。
だけど、
この人に任せてみたい、
この人なら
未熟でも精一杯
自分のことを考えて
いい仕事になるように
努力してくれる、
この仕事が終わったあとも
ずっとつきあっていきたい、
そう思わせるのは
人間性です。
ロボットはプログラミング
された仕事しか
できません。
人は余計なことも
するけど
より相手が喜ぶように
想像力を働かして
自分で仕事を工夫します。
３０歳とはある程度
人間性が決まってくる年。
今までそれでよしと
思って生きてきて
自分の薄情さ、
想像力のなさ、を
自分で気づいて
変えることは
難しくなります。
よっぽど
「自分はこんなんじゃ
だめだ」と
人生のドン底を味わうとか
辛く苦しい逆境を
経験して
人の痛みや苦しみが
分かるようになるとか
結婚とか子育てとか
離婚とかでもして
他人にあわせて暮らす
時間を増やすとか
経験しないと
なかなか今まで通り
ぬるま湯の環境で
普通に何にも考えないで
人間性を急に
成長させることは
難しいかもしれません。
ある人が言いました。
「時代はどんどん
効率化してデジタルに
なっていくかもしれないけど
人間はアナログ。
手をかけ触れて
声をかけて
愛情をかけないと
生きられない」
どんどんロボットが
やったほうが早い仕事は
人間が必要と
されなくなってきますが
逆に人間にしかできない、
人間だからこそできる、
人間ならではの
面倒くさくて
地味な仕事が
注目される可能性もあります。
助産師も針灸師も
養蚕も糸つむぎも
アナログだらけ。
昔、働いていた
産婦人科の分娩室には
分娩監視装置に
つながった機械から
連動して
陣痛が強くなると
呼吸法を誘導する
音楽が流れて
室内の照明が
リラックスする脳波に
なるようにうす暗い
光が出てきて
産婦さんの目の前の
画像に癒しの効果のある
イルカの映像が流される
システムがある
病院で働いたことが
ありました。
私が夜勤のときに
寝ないで
産婦さんの腰を
さすっていたら
助産師師長さんに
「あの部屋は
機械があるから
別にずっとそばに
いなくていいのよ」と
言われて
そこの病院で
働くことを
辞めました。
たぶん私は
人間性が求められないような
仕事でお金をもらっても
少しも生きがいを
感じられないタイプなんです。
まだまだ私も未熟ですから
他人のことは
言えた口では
ないですけどね('_')
９月１６日は長野県飯田市の
てくてく２５周年記念温活マルシェに
出店します。
もりのこ針灸院の
おすすめの
絹肌着のマリーネさんや
大法紡績さんも
出店します。
「人間性を疑う」という言葉は
心が冷たいという
意味だから
冷え取りするだけでも
心が温まって
人間性は高められます。
長野、来るべし！