助産師&針灸師の
加藤祐里です。
産後に母乳がたくさん出て
育児が上手くいくか
どうかは
妊娠中からの
事前学習、事前準備が
大事です。
確かに何にも
考えていなくても
たくさんおっぱい出たと
いうひとはいますけど
私にしてみれば
たまたま掘ったら
温泉が湧いて出てきた、
くらいのレベルの
奇跡の話です。
まだ年齢も20代前半で
親とかお姉ちゃんとか
身内におっぱいが良く出た
人がいて
出産する病院も
母乳育児に理解があるような
産院なら
なんにも考えていなくても
まわりに言われたとおりに
していれば
なんとななるかも
しれませんが
なんにもこだわりが
ない人って
逆にまわりが
ミルクがいいよ、
夜は新生児室に預けて
寝たほうがいいよ、と
言われたら
なんも考えずに
その通りにします。
30代後半、
決して若いとは言えない。
それなりに
友達の出産の話も
聴く機会があって
情報収集、分析能力もある。
自分なりにこだわってみたい
子育てのポリシーもある。
そういう人が
自分のところの病院の
パンフレットにも
「母乳を推奨します」って
書いてあるから
大丈夫です、って
そのまんまお産すると
「こんなはずじゃ
なかったのに」と
たいてい苦労しています。
なぜかと言えば
そういう人は真面目で
自分ではリラックスしていると
思っても
無意識に
‘凝り癖’があるから
なかなか緩めない。
失敗したくないという
緊張感が強い。
子育てをちゃんとしたいと
いう想いが強いからこそ
頑張ればなんとかなる、
自分さえ我慢すれば
乗り切れると思っていて
体と心の力の抜き加減が
分かっていない。
おっぱいって
出なくても悩むけど
出すぎても
苦労します。
赤ちゃんが
ベッドに寝かせられないくらい
いつもおっぱいを
くわえっぱなしでも
大変だけど
飲ませたいときに
なかなか起きてくれない、
あんまり泣いてくれないのも
苦労します。
そのつど、そのつど
その赤ちゃん、
そのママさんによって
悩みも対処方法も
全く違います。
だから、母乳育児を成功
させたいなら
自分のことを
よく知ってくれている
「かかりつけ助産師」が
必要なんです。
ちなみにマイ助産師が
いるというのは
温泉に例えると
誰もがこんな場所に
温泉なんて出ないだろうと
思っていた場所に
今までの経験と理論を
駆使して
見事に掘り当てるような
もんです。
それがプロの仕事と
いうもの。
ちょっと前までは
母乳育児率の高い
産院で産めば
大きなトラブルなければ
ほかに助産院に
通ったりはしなくても
いいかなと思っていましたが
やっぱり年々、
産後に関える
ママたちの問題が
複雑になってきていて
ママがきちんと
ゆっくり話を聴いてもらって
継続して
フォローしてもらえる
関係性を築くには
交代制で
個人の助産師を
指名できないような
病院の勤務システムでは
そこまでの関わりは
不可能だと思うように
なりました。
大きなトラブルに
ならない人は
そうなるまえの
事前準備と
人間関係がきちんと
してある人です。
普段から
困ったことがあれば
あの人に頼ろうと
心構えがあると
実際にそうなったときに
慌てないで
冷静に対処できます。
もりのこ針灸院では
体のどこも悪くなくて
元気はつらつな人であっても
妊娠中に最低、
2回くらいは
体を診させてほしいと
思っています。
自分は元気で
どこも問題はないと
思っている人ほど
たいてい不養生で
言いたいことは山ほどある。
ほんとうにどっこも
悪くなくても
お産まで
毎日、足湯は必要だし
お灸もやったほうがいい。
予定日間近に
なれば何人産んでも
なにか落ち着かないような
気持ちになる。
臨月になっても
妊婦健診は
問題がなければ
週に1回だけで
検査が終われば
とっとと帰されるし
病院にヨガクラスがあっても
月に一回とかで
自分のペースじゃない。
スポーツ選手の
トレーナーのように
妊婦さんのことを
よく分かった専門家が
そばにいるというのは
本当に必要だと思います。
2月3日(土)の午前中は
初診の方でも
ご予約を受け付けます。
初診のかたは
2回で1万円です。
雪で自分で運転するのは
怖いけど
家族が仕事が
休みなら送ってもらえそうな方、
ぜひこの機会にどうぞ。
ご予約
0575-65-2190
2月5日 予約可
6日 午後空いています
7日 満席
8日 満席
9日 午前のみ
10日(土) 午後予約可
11日(日) 予約可
12日(祝) 予約可