岐阜県郡上八幡の
助産師&針灸師の
加藤祐里です。
前前回の記事
多くのかたに
反響をいただきました。
「でも、家のことばかりだと
行き詰りますよね？」と
ご意見をいただきました。
いや、家から出るな
ずっと家事だけしてろ、と
いう意味ではありません。
子どもが小さくて
思うように預ける
環境もなくて
疲れもたまっていて
この先、自分はこのままで
いいのかモヤモヤするときこそ
自己啓発セミナーを受けて
みたり
資格とってみたり
なんちゃって講師デビュー
してみたり
外側にエネルギーを
注ぐよりも
半径２メートルの範囲にいる
近くの人を
大事に想って
今自分が出来る小さくて
当り前の日常を
有難く感じながら
丁寧にやったほうが
いいということです。
自分がやろうと
していることが
結婚前からずっと
してきたことで
才能も経験も人脈も
信用も資金もあって
子どもが小さくても
まわりが
「ぜひあなたに
やってほしい」
「そのためなら
子どもも預かるし
なんだって応援する」
という状況で
そのうえ、自分も
やってみたい気持ちも
強いのなら
迷っている場合では
ありません。
「今しかない」です。
突き進んでください。
でも、たいていの人が
そうではありません。
資格はとっても
症例や経験がすくなかったり
集客もしたことが
なければ
経営の知識もない。
そもそも個人で事業を
起こしてビジネスとして
安定させていくことも
したことなんてない。
産後でまだ授乳もしていて
自分も子供も
いつもどこか
具合が悪かったり
メンタルが安定しない
ような状態で
新しいことや
大きなことを
始めようとしても
自分への充電が
足りていないので、
中途半端に外側に
動き出すと
他人からエネルギーを
奪うことになります。
自分の気が足りていない、
機（氣）が熟して
いないのです。
本当に氣が満ちている人は
まわり（他力）が放って
おきません。
私は母が看護学校の
先生をしていたことも
あって小さいころは
自宅によく
「仕事していない
看護師さんいない？」と
大きな病院の師長さんから
電話がかかって
きていました。
私が助産師になってからも
この業界はいつも
人手不足なので
いつもどこからか
「誰かいない？」と
連絡がきます。
もう何年も会ってないけど
そういうときに
「あの人、おすすめかも」って
ふっと思い出してもらえる
ような人がいます。
なんでか分からんけど
そういう電話がかかって
きたあとに
偶然ばったり道端で
出会ったりします。
その後、すっと話が決まって
どんどん進んでいくときは
「今、働いていないんです」
「ちょうど実家の近くに
引っ越したんです」
「子供が小学校にあがって
仕事しようと思っていて」とか
断る理由がないくらい
タイミング（機）もばっちり。
もちろんその人の
過去の経験や性格、仁徳も
大きく影響していますが
その人のなかで
しっかり機（氣）を
満たしてきたから
次の新しいステージを
神様が用意して
他力が働くのです。
一方で、働く氣まんまんで
自分で就職先を選んで
働きだしたのに
なぜか上手くいかない、
家族が協力してくれない、
病気ばかり、
いつも疲れている、
職場の人間関係も
上手く築けない、
仕事も覚えらない、
仕事があわなくて
さんざんまわりを
かき回して
辞めていく人がいます。
そういう人は
機（氣）を満たさずに
自分のことしか考えてなくて
思い付きだけで動いたり
自力で力づくで
無理やりなんとか
やろうとするから
他力が働かない。
機（氣）を満たさずに
勢いだけで走り出したら
必ず失速します。
ただ自滅してくれたら
いいのですが
そういう形で外側から
エネルギーを奪うような
場合、たいてい
２倍にも３倍にもなって
害が広がります。
自分でこの悪循環に
気づかない限り
その人の人生ずっと
他人から奪うことで
エネルギーを満たそうと
する癖がつきます。
買い物したり
甘いもの食べたり
旅行したり
カラオケしたり
友達にあったりとか
自分一人で解決している
気分転換、
ストレス発散なら
問題ありません。
「家のなかのことばかりだと
息詰まるから
たまにイベントしたり
セミナーしたり
なんたらセッションして
気分転換してる」時点で
奪い癖・奪い中毒になってます。
旦那さんが忙しくて
コミュニケーションが十分に
とれていない、
幼少期に親に
甘えられなかった、
キラキラしていた
友達が羨ましくて
地味で中心になれない
自分に自信がない、
インナーチャイルドが
傷ついたまま
怒りや悲しみを
抱えたままの人は
半径２メートルの関係、
もしくは自分自身に対して
満足していないから
外側に出て自分を
満たそうとするのです。
誰か困っている人を
救けるために、
世の中を変えるために、
地球にやさしく、
世界平和のために
自分の資格や
スキルを活かしたいとか
ふつうの主婦が
言い出したら要注意。