「性・生偏差値」が低いと、男女のカラダの違いについて‘思考停止’になる | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

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数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の
助産師&針灸師の
加藤祐里です。

岐阜県郡上八幡の
助産師&針灸師の
加藤祐里です。

今日の「おのころ心平さん」の
ブログにとっても
良いことが書いてありました。




男性は女性のカラダの

リズムがわからず、


女性は男性のカラダの

リズムがわからない・・・。


その原因は僕は、


小学校5年生のときの

保健の授業に原因があるのでは?


とにらんでおります。


ある日、


女子だけが体育館に集合し、

何やら女子だけのための

大事な授業と称して、

男子は蚊帳の外に置かれる。


生理の授業、命の授業・・・


***


たしかに小5男子と言えば

おバカな盛りですから、

騒いだり、冷やかしたり、


恥ずかしさもあいまって、

女子をからかったりする

ほんとうにどうしようもない子も

出てくるでしょう。


でも、


あの時の疎外感は、

小5男子の潜在意識に

多かれ少なかれ、


「女子という生き物は

自分たちには理解できない存在」


といった何かしらの痕跡を残し、


大人になった男性の

女性のカラダのリズムについての

思考停止要因を

つくっているのはないかと・・・。



一宮の幼稚園や小中高学校で
「生」教育活動をしている
助産師グループ「ohana」
坂井桃子さんから
伺ったのですが

教頭先生や
担当者の先生が
女の先生だと
理解があって
話も早いのだけど

男の先生が関わっていると
なかなか
「せい(生・性)教育」の
必要性がいまいち
伝わりきらない。

学校も忙しいし

文部省で決められている
教育現場で
「不適切な」
性に関する言葉もあるし

学校でわざわざ
時間をさいて教える
必要もないと
言う先生もいる。

だけど、それ以上に
どうも先生たちが
個人的に抱えている
性に対する印象、
無意識のコンプレックス
だったり

直視したくないような
苦手感みたいな

「それについて
話すことは
出来れば避けて
通りたい」という

心の本音が
現れているのでないか…と
教えてくれました。

おのころ先生も言ってますが

「男子が女子のカラダについて

ちゃんと学ぶ機会がなく、


女子が男子のカラダのついて

学ぶ機会もない。


お互いそのまま大人になって、

社会に出て、


昭和の戦後以降、

およそ男性企業戦士たちが

つくりあげた

現代生活の中においては、


女性が社会で活躍したければ

男性のカラダリズムで
働かざるをえず、


結果、

女性のカラダのリズムを

犠牲にすることになる。


学校も「男性社会」ですからね。

女の先生も多い学校
だってあるのに

生理休暇とっている
女の先生に
会ったこともなければ

更年期の先生に
対する特別な
配慮もない。

逆に男性側だって
「男だから
こうあるべき」に
とらわれて

性格的に向いていないのに
役職をつけられて
ストレスで苦しむ
ことだってある。

今、子育てをしている
親世代は
そのまた上の世代から
きちんと性について
語られずに育った


「生・性偏差値」の低い
世代です。

判断に迷うような
情報が多すぎて
自分がおかしいのでないか
モンモンと悩み
コンプレックスを
抱えやすい時代です。

もっと昔は
いつも親戚や近所の
誰かが妊娠していて
小さな子どもがたくさんいて

強制的な部分も
あったとはいえ
適齢期になれば
夫婦になって
子どもを産んでいた。

いまは身体は妊娠できる
能力がついても
社会的に親になることが
簡単にはできない時代なうえに

女性の働き方や
男性らしさ、女性らしさの
価値観そのものが
変わってきました。

国とか
偉い人が決めた
マニュアルや
世間的な「普通」という
常識の通りのルールに
したがって
生きるのでなくて


自分が自分らしく

隣で働くあの人が
あの人らしく
支えあって
理解しあって
「私たちらしさ」を
作り出していく時代。

「性・生偏差値が低い」と
いうのは
相手を理解するための
想像力も働かないし

より分かりやすく
より心に響くように
伝えるボキャブラリーも
少ないということ。

だからこそ、
子どもだけじゃなくて
大人も一緒に

身体のこと、
命のこと、
男と女の身体の違い、を
日々、学んで
共感して
知っていく
必要があるのです。

また、一宮では
市民活動団体
市民の方々が投票して
助成金を分配する
投票があるようですね。

オハナさん
エントリーしているので
ぜひ一宮のかたは
応援してあげてください。