助産師として感じてきた「体と心と子宮のつながり」を伝えたい。 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の
助産師&針灸師の
加藤祐里です。

布ナプキンの有用性を
伝えたり

おまたを鍛えるヨガとか
子宮の話、
女性性の話をする
講師業のかたが増えました。

少し前まで
パンツのなかの悩みを
人に話すのは
タブーみたいな
感じがありました。

私が「ひめトレ」を習ったときに
一緒に習った
おじさんの受講生から
「女性のあなたが
人前でそんな話をするのは
恥ずかしくないのか?」とか
言われたことが
懐かしいです。

ひめトレはもともと
スポーツトレーナー向けの
アスリートの「体軸」を
安定させるための
エクササイズとして
開発されたので

初期にひめトレを習った
体育会系の‘硬い’おじさん達には
「おまたを締める」とか
女性向けの内容を
話すのは

お酒を飲みながら
下ネタにしてじゃないと
話題にできない
空気があったらしいです。

私、助産師ですからね。
「ひめトレ」が
恥ずかしかったら
お産なんてとれないです。

あなたも父ちゃん・母ちゃんが
セックスして
命をいただいて

母ちゃんのおまたを通って
生まれてきたんだから
十分、恥ずかしい存在ですよ、と
めっちゃシラフで
言い返した気がする(-_-メ)

いろんな性に関する
社会の問題が
複雑化しているのに

教育現場は
あいかわずだし
(特に男性の教諭は
抵抗感があるらしいです)

伝える活動をする人が
増えてきてくれたことは
良いことだと思います。

ですが、学校の先生の
経験もないし
助産師でもない人が
むやみやたらに
自分の知っている知識を
ひけらかすのも
どうかと思います。

一宮で幼稚園や小学校、
高校で「生」教育活動をしている
助産師グループの
「OHANA」
さんたちは

必ず事前に現場の先生と
対象者の背景などを
うち合わせして
話す内容を決めています。

とくに学校では
性に関して
使ってはいけない言葉もあるし

例えば、家庭環境に問題が
ある子がいたり
そのクラスの特有の雰囲気
みたいなものも

同じ話を伝えても
受け取る「器」が違うだけで
全然、違う話になって
しまうからです。

私が「ひめトレ」を通して
伝えたいことは

子宮には
体と心の声が
反映されるということ。

助産師はお産のときに
「内診」をします。

分娩の進行状態を
知るために
産道や子宮の入り口を触って
硬さや子宮の開大度などを
調べます。

産道も子宮も筋肉です。
緊張していたり
冷えていると
子宮は硬くなります。

お風呂に入ったり
痛みの間に
上手くウトウトするだけで
フワフワにやわらかくなります。

「股関節」が硬い人などは
やはり他者に対して
受け入れたくない気持ちや
守りたい気持ちが強い時。

無理やり広げようとしても
心の状態が追いついていないと
やはり体に支障をきたします。

若くても
「頑固」な子宮もあるし
40代でも子宮が「素直」な人は
性格も明るいし、素直。

体の年齢は
あんまりあてにならないな。

口では「早く産みたい。
お産が楽しみ」とか
前向きなことを
言っていても
本当にお産を受け入れて
いないうちは
子宮口は後ろ向き。

いくら赤ちゃんの頭も
すぐそこまで
降りてきていても

子宮がちゃんと
緩んで開いていない
状態で無理して
出さないほうがいい。

「良いお産がしたいんです。

理想のお産がしたいんです」って

こだわっているうちは
子宮も「こだわり」が
外せないからか
本音が出てこない気がする。

「どうして生まれないんですか?

どこか異常があるんですか?

私みたいなお産を
する人は何パーセント
くらいですか?

なんで、なんで??」と
思考と口が達者なうちも
生まれないです。

化粧もパジャマもはだけて
なんだったら
おしっこもうんちも
もらしてしまうくらい

痛みで声が抑えられないくらい
叫んで
動物的になってこないと
子宮の「本音の顔」には
会えません。

私は逆に自分のお産の
ときは冷静すぎて
自分を出し切れなかった。

出し切れる人もいるし
そうじゃない人もいていい。

子宮にも
「性格」や「感情」があります。

子宮は嘘つきません。

「たいわ」とか習いましたが
その前から普通に
ずっとやってきたことだから
逆に私には
やりにくかったな。

体と心と
子宮のつながりを
感じてきた
助産師だからこそ
伝えたいことがあります。

個人的な意見ですが
子宮の話に限らず
どんな話をする人も
見極めるのであれば

「10000時間(人)」
やってきた講師か
そうじゃないか、かな。

どこかで「○○学養成講座」とかで
数日知識を習って
現場で実際に困っている人にも
会ったことがないし

自分の知識を
伝えた人が
実際に改善したケースの
症例検討もしていない

‘なんちゃって’の人の話は
あんまり鵜呑みにしない
ほうがいい。

分かりやすく言うなら
保育や教育の大学を出たけど
まったく現場で
働いたこともない人の
意見よりも

たった一人でも
子育てをして
困ったり悩んで
あれこれやってみた人の話の
ほうが参考になります。

何かを話して
人からお金をいただくなら
そのことに「10000時間(人)」
人生の手間暇を
かけてきたかどうかが
その人の「本当の言葉」かどうかの
ポイントかな。

本とか書いていて
ブログも読者がいっぱいで
セミナーもお客さんが
たくさん集まる講師とか
一見すごく感じてしまうし

そういう人のセミナーに出た
助産師がいちいち
影響されるのも
情けないのだけど

10000時間やって
いない人の話って
やっぱりどっかの誰かから
聞いた‘受け入り’の言葉しか
ないわけだから

だったら自分で本読んだり
自分で実際にやってみるほうが
早いのです。

4月22日10~15時に小牧の
「たがたの森 手づくり市」に
F・PAN作家のみなさんと
出店します。
詳細⇒https://www.facebook.com/tagataichi

会場である田縣神社
子孫繁栄の神様。

ここで「ひめトレ」できるって
かなり有難い。

車で10分ほどいった
「大縣神社」(地元の人は
‘ひめみやさん’と言います)は
女性のご本尊です。

昔は名古屋のある
助産師学校では
毎年お参りに来ていた
らしいです。

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