助産師＆鍼灸師の
加藤祐里です。
もりのこ鍼灸院は
基本的には
子連れOKで
施術が受けられます。
どの患者さんも
そのときの
体調や状態にあわせて
手技を組み合わせているので
みなさん同じ施術は
していないのですが
お子さん連れであれば
おひざに抱っこしたまとか
逆に私がスリングで
抱っこして施術をしたり、
横になって寝れなくても
なんとか様子をみながら
やっています。
まだ首座る前のような
赤ちゃんでも
逆にスキあらば
外に飛び出していくような
2歳くらいの
わんぱく盛りでも
どちらも共通するのですが
ママが今はこうしたい、と
いうときに
お利口に待っていて
くれる子と
いいときに限って
邪魔してくると言うか
自分をかまって欲しいのか
わざと悪いことをしたり
不機嫌になったりする子がいます。
子どもだから
当たり前のような気もするし、
いつもそうとは
限らないと思うし
時にはママが何をされるのか
不安で守りたくて、という
子もいるから
大人の思う通りに
ならないことは
仕方ないように
思うのだけど
我が家の子どもも
たぶん小さいときから
どちらかというと
私が集中しているときは
あんまり妨害しないような
タイプだったように
今さらながら思います。
外出先でも
そんなにぐずって
困ったりすることもなかったので
上の子が3歳前、
下の子が1歳前、保育園に
入る前なんか
平日の昼間に
私一人で子どもを連れて
地下鉄にのって
よく水族館や動物園にも
行ってましたし
何かをしようと
したときに
子どもの機嫌がすごく
悪くてあきらめたことも
ほとんど記憶になくて
イベント出店に連れて行って
やかましくして
他の出店者さんに
ご面倒欠けることは
度々ありますけど…(^_^;)
昨日もアースキャンプの
イベントで
ママが体験などを
やりはじめた途端に
3歳くらいの子どもが
「お腹がすいた」とか
言ってきて
（その前にも
違うものはたくさん
食べているんですよ）
まだ小さいから
わがままも
仕方ないような
気もするけど
子どもの方も
すごく怒っているんですよね。
親の方が
子どもの不機嫌に
左右されすぎているような
印象を受けました。
で、結論。
親が何かやりたいときに
すぐに邪魔されたり
不機嫌になったり
するようなお子さんは
逆に普段から
子どもが何かに
集中したり
こうしたいというときに
親の方が
邪魔している可能性ありです。
いくら子育て論にくわしくて
子どもの個性を尊重して
こだわりの育児をしている人も
今、子どもは本当は
どうして欲しいのか
その都度、その都度
気持ちをくみ取ってもらう
ことをしてもらえない子は
逆に親の気持ちも
くみ取るのが
苦手な子になります。
実は長く母乳育児をしている
親子には意外に
そういう場合が多くて
なんだか意味分からず
ぐずっているときに
とりあえず乳さえ
飲ませておけば
静かになるから
本当はただ眠いだけなのに
本当は一緒に遊びたいのに
本当はお外に行きたいのに
本当はご飯を食べたいのに
本当は退屈なだけなのに
とうりあえず
気を紛らわせるのに
おっぱいさえくわえさえとけば
その場をおさめることを
繰り返していると
自分の細かい欲求を
親や他人に
ちゃんと伝える術を
覚えることができません。
ですが、いつも完璧に
できるわけでもなく
予想を超えることも
たくさん起きるので
ただの理想論なのかも
しれませんが
ただ、割とママの気持ちを
察して
集中したいときに
お利口さんに待っていて
くれるような
お子さんのお家に
共通していると思うのが
日常生活のリズムを
崩さないように
していることです。
寝る時間、
遊ぶ時間（体を動かす量）
ご飯を食べる時間、量、内容
うんち・おしっこなど
実家に帰ったり
旅行にでかけたり
親の仕事につき合わせたり
とか環境が変わることは
ありますが
でも、生理的欲求に
関する部分はできるだけ
崩さない。
昨日とのささいな
変化に敏感でいる。
不機嫌になる前の
小さな欲求を見逃さない。
逆にいくら子育てに
こだわっている人も
病気の症状がでてからとか、
お友達と上手く遊べなくて
トラブルが起きてからとか、
地団駄ふんで
怒りだしてから
なんとかしようと動くから
その前触れを
あんまりみてないな、と
感じます。
今は親世代が
小さいころから
夜更かしも当たり前だし
大人の遊びに
子どもをつきあわせることも
そんなに違和感がない
世の中ですからね。
みんなやっているのに
どこが悪いの？！と
思われるかもしれませんが
小さいころの
日常生活を整えて
あげることで
その人の
「性格」「性質」が
作られますから
大きくなってから
直すのは難しいですからね。