「お母さんもお父さんとエッチなことしたの~?」と聞いてきたとき。 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の
助産師&鍼灸師の
加藤祐里です。

小学校の2、3年生にもなると
テレビでキスシーンや
裸で抱き合ったりするような
場面を視るようになると

「ねぇねぇ、お母さんも
お父さんと
こういうことしたの~?」と
聞いてくるようになります。

たいてい、いきなり
だったりするから
ドキッとしますよね?

でもね、そういうときの
親の態度や困った顔や

逆に「そんなこと
人前で聞いちゃダメ」とか
逆キレ気味な雰囲気とか

「内緒~」とか
はっきり答えないで
はぐらかすような
対応とか

そういう言葉じゃない
なんだか気まずいような部分を

子どもは敏感に感じて
なんとなく、このことは
あんまり親には
聞いちゃいけないことなのかな、と
思い始める
きっかけになったりします。

性行動の低年齢化が
問題になっていますが

生理が来るようになれば
誰だって
妊娠できる可能性はあります。

子ども自身の
性欲がそれほど
なくても

興味本位だけで
歯止めが効かなく
なってしまうこともあるし、
性犯罪のターゲットになって
しまうこともありえます。

昭和のはじめまでは
16歳くらいで
お嫁に行くのが普通で
妊娠したら
産むしかなかったんです。

体の成長と
社会的な背景が
一致していたんですね。

女性もみんな
大学に行くようになって
早く結婚したいと思っても
パートナーがまだ
社会的に未熟であれば
簡単には子どもを
望めません。

本能的な性の成長と
社会的な背景が
どんどんヅレています。

でも、ここ数年の
10代の望まない妊娠、
性病などの問題の
背景はまた別の問題が
あるように感じます。

20年くらい前までは
コンビニもファーストフードの
お店も少なかったから

中高生が学校帰りに
家じゃない所で
ご飯を食べる場所は
少なかったです。

おこづかいもそんなに
なかったから
部活で体を動かして
お腹がすいたら
早く家に帰るしかなかった。

だけど、今の子たちは
核家族が増えて
夜、塾があったり
親も帰りが遅かったりして
お金だけ渡されて
自分で外で好きなものを
買って食べたらいいと言われたり
「孤食」で過ごすことが
増えました。

体は大人と同じように
なってきますが
まだまだ心は発達途上です。

学校で一日頑張ってきて
自分がほっとできる場所、
ありのままのわがままを
受け入れてもらえる
関係性が希薄になってきたと
感じます。

子どもは自分の
居場所がなくなると
「寂しさ」を
分かってほしくて

異性との関係で
満たされようとします。

性教育はただ避妊しましょう、
性病は怖いです、と
知識と情報だけ与えて
不安を煽るだけでもダメで

自分も相手も
大切にできる
絶対的な「自己肯定感」を
育てることが大事です。

全部、親が教えてやることはなくて
時には痛い思いや
思い」通りにいかない
凸凹した経験を
繰り返しながら
学んでいくことではあるけれど

やはり10代でまだ将来が
ある子どもたちには
大人が気を配って
やるべきだと思います。

もっと早くに大人に
相談してくれたら
手遅れになることは
なかったのに…と思うような
状況などは

一見、仲が良さそうで
経済的にも恵まれていて
普通の家族にみえても

親に本音が言えない、
窮屈な関係性
で育ってきたような子が
「親にだけは
こんなこと相談できなかった」と
言うことがほとんどです。

大人がいきなり聞かれて
氣まずいような
質問をしたときこそ
子どもが受け取る
準備をし始めた
サインです。

受け取る子どもの
成長や興味にあわせて
伝えるタイミングと工夫が大事だし

伝える大人の
性に対する価値観も
影響します。

心のどこかで
嫌らしいもの、
恥づかしいもの、
人に話してはいけないもの、
という気持ちは
簡単にはなくせません。

まだ、こういうことを
素直に親に聞いてくるうちは

男女の関係や性差や
子どもの身体から
大人の身体に変わってくること、
妊娠の成り立ちなどが
関係していることだとは
思っていないので

一番、話しやすい話題から
はじめていくのが
良いと思います。

その時は冷静に
答えられなくても
後で「お母さんは
こう思っているんだよ」と
親の言葉で
話してあげることで

親に相談しても
いいことなんだと、
心を開いてくれます。

10月18日(日)10~12時
「助産師が伝える
命の授業」


子どもにどう
自分の言葉で
命や性を伝えていこうか
戸惑っている親御さん、

糸口をみつける
きっかけになると思います。

個別の相談にも
のりますので
気軽に声をかけてください。

(講師)一宮・助産師
「生」教育グループ
ohana(オハナ)


・ひと家族何人増えても
参加費2000円。

・中高生一人で参加 500円。

・大人のカップルが
2人で参加 3000円。
※駐車場代が1000円
かかります。

(場所)郡上八幡「自然園」
郡上市八幡町島



(申し込み先)
もりのこ鍼灸院
℡0575-65-2190