本人が困っていることと、問題視すべきことがヅレている。 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の
助産師&鍼灸師の
加藤祐里です。

ある妊婦さんとの
会話。

妊婦さん⇒「妊婦健診で
浮腫んでいると
言われて、
医師から味噌汁飲んじゃだめ、って
言われたんです。」

もりのこ院長⇒
「味噌の質にも
よると思うし、

味噌汁以外にも
麺類はお汁を飲まなくても
麺にも塩分がたくさん
入っているし

塩分以上に
白砂糖や酸化した脂や
添加物とか

いくら身体に良い物でも
お寿司やパンとか
揚げ物とか
脂質と糖質が一緒になったものは

どうしても
食べ過ぎてしまいますよね」

妊婦さん⇒
「ドーナツとか
たくさん食べてました(>_<)

朝はチーズをのせた
トーストが好きで
ついついおかわりしちゃう。

病院の先生は、
浮腫んだ足だけ診て
私が何を食べているか
全く聞かないで

『味噌汁、やめて』って
言われました」

もりのこ院長⇒
「そりゃ、むくみじゃなくて
太ったんだわ。

病院の薬の飲むより
お菓子やめて
和食をきちんと
食べる様にしましょう」

妊婦検診でちょっとでも
体重が増えると

すぐに助産師外来か
栄養指導に回してくれる
医師もいますが

ゆっくり妊婦さんの
話を聴いてもらえるような
病院は少ないようです。

この妊婦さんは
ご自分でちゃんと
お料理をされる方ですが

ご本人が困っていることと
問題視すべきことが
ヅレていると

ただ栄養指導の
パンフレットを渡しただけでは
何も解決できません。

以前、名古屋で助産師を
していたとときに

つわりのひどい
若い妊婦さんがいて
よくよく話を聴いていたら

小さいときに
母親が離婚をして
家を出て行ってしまって

お父さんはトラック運転手で
ほとんど家にいないから
実家に頼ることもできない。

基本的な家事はほとんど
教えてもらうことがなく

できちゃった結婚をして
食事を主に作るのは
居酒屋で夜遅くまで
働いている旦那さん。

朝は食べないか
パンを焼くだけ。
仕事中は職場の賄いか
コンビニ弁当。

週末は外食。

時々、家で自分一人が
食べるのは麺類か
冷凍チャーハンをチンして
味噌汁すら作らない。

白いご飯をそもそも
食べないので
炊飯器すらない。

「ちゃちゃっと簡単な
ものを作って
適当に食べる」という

親の生活をみて
自然に学ぶことができる
基本的な家事能力が
欠如しているようでした。

たぶん、小さいときから
「孤食」で
食事は楽しむものという
意欲もあまりなかったのかも
しれません。

体質として
つわりがひどかったというより

これまでに人として
培われるべき
社会的な生活力の部分が
抜け落ちているようでした。

30年くらい前なら
コンビニもなかったから
自分で作るしかなかったし

近所にご飯を十分に
食べさせてもらえないような
かわいそうな子がいたら

おせっかいなおばさんがいて
自分の子どもみたいに
一緒に食べさせてくれる
近所付き合いも
あったかもしれない。

だけど、今は
食べ物も気軽に手に入るし
冷凍食品と電子レンジが
あれば、幼稚園児でも
飢えて死ぬことはありません。

彼女の場合、
つわりで入院してきたときは
口もきけないほど
衰弱していて

私たち医療スタッフも
時間通りに点滴をいれて
医学的に問題がなくなれば
マニュアルとうりに
退院させていました。

入院の着替えのパジャマも
バスタオルも持ってきてくれる
家族がいないと聞いて

‘何か変だな’という
違和感を感じて
ゆっくり話を聴くことが
できました。

食事指導をするときに
物質的な栄養面だけじゃなくて
その人が生活してきた
社会背景や
食事に対する価値観、
家事能力なども
考慮していく必要があります。

こういう人には
栄養素がどうとかより
白いご飯の炊き方と
味噌汁の作り方を
教えてあげたほうが

生まれてきた赤ちゃんを
‘普通に’育てていくためにも
重要なんです。

生活背景の多様化とは
こちらが‘当たり前’と
思っていることと
向うの当たり前が
ヅレやすいということです。

「味噌汁がむくみの原因」という
医師だって
忙しくて
コンビニのパンや
カップラーメンばかりで

自分で味噌汁すら
何年も作っていないような
状況であれば
世間とヅレています。

食べることだけじゃなくて
お風呂にはいること
眠ること、
衣服の選び方、
お金の使い方、
人とのかかわり方とかにも
言えるのかもしれませんね。

病院の検診や指導だけでは
不安があったり
満足できない妊婦さん、

もりのこ鍼灸院は
助産師が運営する
治療院ですので

ゆっくりお話を聴いて
あなたらしく問題を
解決できる方法を
一緒に考えることができます。

・体重コントロール
・安産のための体操
・妊娠中のおっぱいの手入れ
・呼吸法
・足のむくみ予防の
セルフマッサージ
・お腹の赤ちゃんとの
コミュケーションを高める
話しかけのコツ
・産後のおしも傷の回復を
助ける妊娠中のセルフケア
・冷えとり

などなど、

1080円の足湯教室や
お灸コースとセットで
受けられるをお勧めします。

予約℡
0575-65-2190