育児書通りの「完全」を目指すことでなくて、自分なりの「取説」を作る。 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の
助産師&鍼灸師の
加藤祐里です。

母乳不足の治療にみえた
患者さんの感想です。

「私は30代後半で
出産をしました。

母乳が出ないと言うことは
女性として、母として
とってもはずかしく
母親失格なのではないかと

1ヶ月以上、自分を責めていましたが
祐里先生に施術をしてもらって

色々話を聴いてもらって
とても心がスッキリしました。

結局、完全母乳での育児では
ありませんでしたが
あの時、祐里先生に出会えたことは
ほんとうに良かったと思います。

身体の不調だけでなく
心の不調を抱えた
新米ママさんにはお勧めです」

出産後1ヶ月たっていなくても
赤ちゃん連れで母乳ケアに
みえる方はよくいます。

(理想をいえば
困る前、妊娠中に来てほしいですが…)


産んだからすぐにおっぱいが
出ないように
赤ちゃんも子宮外の生活に
慣れるのに時間がかかります。

私がずっと働いていた
産婦人科は基本的に初産の人は
産後に1週間入院する予定だったのですが

母乳が十分に出ていない
ような場合、
3日間退院をのばすことが
よくありました。

乳汁の分泌自体は問題がなくても
黄疸が強かった子や
低体重や難産だった子に多いのですが

赤ちゃんにイマイチ活気がないときなど
通常通りに退院すると
その後、体重が減ってしまったり
ママの精神的ストレスが強かったり
経験的に「残った方がよかったね」という
ケースが多かったです。

退院するときに
病院の先生は異常なしと
言ってくれたとしても

黄疸がまだ残っていたり
授乳の途中ですぐに寝てしまったり
4時間くらい長く寝てしまうような子や
うんちの量が少ないうちは
みるみる体重が増えていく段階に
入っていないので
気が抜けないというか
コツがいる時期だと感じます。

ママの育児スキルも
おっぱいも
生まれたての赤ちゃんも
成長する段階が必要だと思います。

いきなり大学生になれるわけでなくて
幼稚園、小学生、中学生、
反抗期、高校生、大学生、社会人
(時々、ニート?)

早く大きくなってくれたら
いいような気もするけど
その都度、その時期を
堪能して、お互いに学んで

「あなたはこうしてくれると
うれしいのね?」と

自分の身体、心、生活リズム、
家族の関わり、
おっぱいの特徴、
赤ちゃんの個性やツボを
掴むこと。

育児書に書いてあるとうりに
なることが「完全」でなくて

自分なりの
「我が家の母乳育児取扱い説明書」を
作っていく作業が
大事なのだと思います。

もりのこ鍼灸院の母乳ケアで
大切にしていることは

まずは母体のケア。

出産で消耗した体力の回復を
目指します。

身体の冷えと
睡眠の質が悪いと
身体の回復が遅れます。

友達からのお祝いメールに
返信するのに忙しかったり
ネットであれこれ検索していると
目に負担をかけるので
子宮に行くべき血流が
脳に行ってしまい
身体の回復を遅らせます。

「母乳が出なくて
ダメな母親」と責める気持ちは
‘こころの冷え’を招きます。

「もっと頑張らないといけない」という
プレッシャーは
身体に無意識の緊張をもたらします。

心の冷えもプレッシャーも
全身の血流を悪くするので
母乳分泌を阻害します。

ですので、メンタルケアもしっかりやります。

針灸院には体重計がないので
たぶん出ていると思うけど
なんか心配、な人は

保健所に電話するか
産んだ病院に相談した方が
いいと思います。

11月・12月・1月は
乳腺炎などの
急性の症状が多いので

お休み不定期で対応しております。
往診はしません。


郡上もりのこ鍼灸院
(予約制)
℡0575-65-2190