「自然に」治すこと | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の
助産師&鍼灸師の
加藤祐里です。

からだの病気や症状が
「自然」に治ることと
「勝手に治まる」ことは
違います。

「自然に」治すためには
今まで当たり前だと思っていた
価値観を見直して

自分の生活と考え方と
向き合って
手間と時間をかけて

閉じ込めてきた
身体の毒や感情を
出してやって
(この時、たいてい悪化します)

症状が出てくることに
逆に感謝できるくらい
そこから学ぶことが
「自然」です。

「自然な」治し方は
決して楽でもないし
安くもありません。

お医者さんやママ友が
ああ言ったからこうするでなくて
全部、自分の選択と決断の責任。

「自然に」生きることは
苦しいし、
死への恐怖、
命への責任をとることへの
重責、

たとえ仲間が誰一人
いなくなっても
自分が正しいと思うことを
信じぬく‘孤独’が
つきまといます。

でも、なぜ「自然なお手当」が
いいと言われるのか?

必ず生き物には
生き残ろうとする
力が備わっています。

熱や咳、鼻水、耳垂れ、
湿疹、下痢、目ヤニ、
身体の痛みなど

私たちが薬でとめようと
する症状のほとんどが
身体にたまった毒を
排泄しようと
身体の自然治癒力が働いた結果です。

日本人は決して
身体が丈夫な民族では
ありません。

昔はたくさん子どもが生まれても
大きくなる前に
感染症や飢餓、災害で
大人になることが
難しい歴史がありました。

江戸時代の平均寿命が
48歳というので
人の命は短いことを
誰もが実感していました。

だから、季節にあわせて
食事や野草を活用したり
整体や針灸の民間療法が
発達したり

宗教やその地域ならではのルールで
欲深い人の心を
制して「幸せに生きていくコツ」を
忘れないように
伝えあって生きてきました。

自然のお手当は
症状を楽にする効果もあるけど
それ以上に
からだにたまった余分なものを
出し切る目的のものが
ほとんどです。

だから免疫が強い子ほど
症状が重くでることがあります。

病気や症状が出たときだけ
頑張るのでなくて
毎日の習慣として
元気なうちから
取り組んで

他の人の経験談を聴いて
アンテナを張っていないと
いざというとき
役に立ちません。

冬になり
風邪が流行りはじめます。

どうぞ、ご自愛ください。