郡上もりのこ鍼灸院
院長の加藤祐里です。
妊娠中にずっと通っていてくださった
患者さんのIさん。
赤ちゃんが生まれて
授乳の相談で通って下さっています。
腱鞘炎もあって
治療もしています。
施術するだけでも痛みはよくなりますが
授乳指導をさせていただいて
後ろの壁にもたれながら
クッションをひとつ増やすだけで
前かがみの姿勢が改善されて
授乳のときの辛い症状や
赤ちゃんを抱っこする
手の持ち方も楽になりました。
Iさんに授乳指導をしていたら
つきあいの長いIさんがあらためて
「加藤さんって助産師さんなんですよね～？」
今まで、私をなんだと思っていたのでしょう？（笑）
いやいや、それくらい、
授乳指導をしている私が
本気だしたオーラが伝わったのでしょうね？
助産師時代はこればっかりやっていたんです。
お産もとってたし、
他の仕事もたくさんしていたけど
私が助産師人生で一番、長く
時間を費やしたのは
たぶん、授乳のお手伝い。
一番、出産件数の多い病院で働いていた時は
授乳の時間が決まっていたので
授乳室で３０人くらいに同時に
おっぱいをあげるのを指導していました。
赤ちゃんに優しい病院で働いていたときは
授乳時間が決まっていないので
お産がない夜勤の夜も
授乳する時にナースコールで呼んでもらって
授乳指導をしていました。
出なくて悩む人、
出過ぎて困る人、
お産後一日違うだけで
色んな悩みがあります。
困らないことがいいことでなくて
思うようにいかなくて
イライラしたり、不安になったり、
泣いたり、ヘトヘトになりながらも
そのたびに学んで
成長することが
親として与えられた
宿題のように思います。
母乳で育てることは
大変だとイメージがある妊婦さんへ。
人は良い出来事より
失敗したり、辛い経験のほうが
ずっと成長できるし
人生で本当に大事なことを
学ぶことが出来ます。
辛いときもあるかもしれないけれど
そんなときも楽しんで
赤ちゃんと一緒に成長しましょう。