郡上もりのこ鍼灸院
院長の加藤祐里です。
出産後のおしもの傷や痛みで
悩むのは実は初産婦さんより
経産婦さんの方が
深刻のような気がします。
はじめての妊娠の場合、
陣痛の痛みに耐えられるのか
子育ては上手くいくのか、など
他にも心配する要素がありすぎて
そこだけピンポイントで悩むことは
あまりありません。
ですが、一回出産を経験して
子育てもある程度慣れて
先の見通しがつけることができると
‘あの痛み’さえなかったら
いいのに、とブルーな気持ちになります(^_^;)
自然な陣痛の痛みは
本能的に忘れる様にできているのですが
人工的に加えられた
会陰切開や縫合後の痛みは
残りやすいのです。
通常なら1ヶ月もすれば
痛みはなくなると言われていますが
なかには何ヶ月も痛くて
誰にも相談できず悩んでいる人も
少なくありません。
おまたって女性にとっては
感情と密接につながった組織です。
傷自体はきれいでも
出産のときに恐怖や不安を感じたり
お産後に不適切な扱いを受けて
心にわだかまりがあると
痛みを強く感じたり
治癒を遅くしてしまいます。
ですが、妊娠中に温めて
よく動いて、不安な気持ちを解決して
出産に挑むだけで
傷の回復を助け
たとえ、切開したとしても
「自分のお産ができた」と
自信をもって子育てを
始めることができます。
経産婦さんは出産が早い分
会陰が十分に伸びる間もなく
赤ちゃんが生まれてきてしまうので
実は切れやすいんです。
過去に会陰切開をした部分は
特に切れやすくなっているので
妊娠中に栄養や柔軟性を与えるような
アロマオイルを塗っておくといいですね?
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