父親と娘の妊娠 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

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数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

郡上もりのこ鍼灸院・院長の
加藤祐里です。

十代の中絶手術には
必ず保護者の方に立ち会って
もらっていました。

婦人科ですから仕方ないですが
母親はいても父親の気配を感じたことは
ありませんでした。

「娘が妊娠した」
突然、聞かされたら
どんな気持ちになるんでしょうか?

小さいころは一緒にお風呂にも
入ったり、同じお布団で寝たりして
いたのでしょうが

小学校3年生くらいにもなれば
だんだん父親から離れてしまう娘。
今は離婚する家庭も多いですから
娘の身や心に何が起きているのか
さっぱり分からなくても
無理はありません。

私と父との関係も
やはりそれくらいから
「口もききたくない」状態でしたから
もちろん生理が始まったことも
好きな人ができたことも
一度もそんな話はしませんでした。

特に大きくなるまで
そのことに不満も感じたことは
なかったのですが

結婚して旦那のお父さんが
旦那の妹が昔から生理痛がひどくて
腰をさすってあげたりしていた、と
言う話を聞いて
私はとても驚きました。

旦那は男二人と女一人の3人兄弟。

お母さんが生理の時も
一緒にお風呂に入れなかったり
お風呂の順番が変わったり
飼っていた犬がメスで
生理があったり

物心ついたときには
生理の時には妹も辛そうだし、
男とは違う事情があるようだ、と
分かっていたと言います。

旦那のお父さんが実際に
娘の腰をさすっている姿を
息子たちにみせることって素晴らしいなと
思いました。

知識以上に
感じること、女性を思いやった言葉や姿を
日常で聞かせることで
無意識に女性をいたわることを覚えます。

生理のことは男の子には
話しづらいですし、

小さい子どもに
‘寝ている子を起こすような’
性の話を早く始める必要はないと
いう意見もあります。

ですが、いまや小学生が「性感染症」に
かかって産婦人科にかかる時代です。

自分で自分のことを守る術を
教えるのに大きくなるのを待っていたら
遅いのです。

まずは「あなたは大切な存在」
と伝えましょう。

お子さんが生まれてくるときに
「どうか無事で、命を授けて欲しい」と
祈った日のことを伝えてください。

お産に立ち会えなかったり
仕事が忙しくて赤ちゃんの頃の
記憶がないようなお父さんでも

お母さんが頑張って育ててくれた
様子を話してあげてください。