産休に入ってからでは遅い | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

郡上もりのこ鍼灸院・院長の
加藤祐里です。

お産の時に赤ちゃんは
狭い産道を楽に通れるように
頭の骨と骨を重ね合わせて

産道は真っ直ぐではないので
カーブにあわせて
まわりながら進んできます。
(右回りが理想です)

顎をぐっと引いて
後頭部が先進するように進んでくれると
いいのですが、
ちょっとでもズレると回旋異常と言って
お産が進まない原因になります。

回旋異常の場合、
陣痛はほとんど弱いのに
産婦さんの痛みが激しいことが特徴です。

動いた方が安産になると
頭では分かっているのに
ベッドから起き上がろうとするときに激痛。

最初の3歩歩くのがこれまた激痛。

呼吸法やマッサージでは
軽減できないのが特徴です。

やはり、妊娠中から
赤ちゃんの位置を整えておくように
姿勢や生活、考えを身に着けておくのが
一番の予防法です。
(昔の人はそれを胎教と言いました)

今のママさんは妊娠中も
働いている人が増えました。

大昔の労働は農作業や電化製品などなく
家事も子育ても手間がかかったので
しゃがんで足腰を使う機会がおおかったので
特別なことをしなくても
生まれたときからお産に良い生活でしたが、

今の仕事は一日中、
パソコンの前に座りっぱなし。
目や肩など上半身に負担をかける作業は
脳へ負担をかけています。

「妊婦さんは大事にした方がいい」と
歩く機会がへれば
体中へ酸素を行き渡らせる機能も
低下しますから
下半身や子宮への血流も妨げられ
冷えやお腹の張りの原因になります。

妊娠34週から産休になる方が多いと思いますが、
産休に入ってから
お産の準備を始めればいいと
考えている人が多いですね。

物の準備はそれでいいと思いますが、
身体の準備は毎日の積み重ね。

妊娠37週に入れば
いつ生まれても
いつ破水してもおかしくありませんから

1~2週間でそれまでの身体の使い方や
考え方、生活が急に変わるはずもなく

いざ、陣痛が始まってから
「こんなはずじゃなかった(>_<)」と
泣いている人をいっぱいみてきました。

妊娠しても会社に迷惑かけられないと
頑張りたい気持ちはよく分かりますが、

これから先、子どもを持って
復帰すれば嫌でも迷惑かけるんです。

でも、その子が育って
社会や世の中を支えるような人間になれば
十分、お返ししてくれます。

人間誰もが迷惑かけないで
生きていくことはできません。

普段、お仕事で忙しい人こそ
1週間に1回でいいから
自分の身体をメンテナンスして
呼吸を整えて、
お腹の赤ちゃんに向き合う時間を作りましょう。