涙を流すことの効果 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

郡上もりのこ鍼灸院・院長の
加藤祐里です。

先日、瞑想セッション中に
「悲しいわけでないのになんだか涙がでてきた」
体験をされた方がいました。

治療院の患者さんで筋肉の凝りを緩めているときにも
「なんだか知らないうちに涙がでてきた」
体験をされる方がみえます。

整体の師匠からは
「辛い悲しみや恐怖は
本人にとって壮絶な体験ほど
意識ではなかったこと、忘れようとされるが、
筋肉に緊張や凝りや痛みとして記憶される。

筋肉をほぐすことで
押し込めた感情を解放する」と
教わりました。

出産後になかなか母乳が出なくて
ママもすごい頑張っているんだけど
退院伸ばした方がいいよ、と言われて
「こんなに頑張っているのに~(>_<)」
って、うわ~んって泣いた後の方が
たくさんおっぱいが出始めたりします。

女しかいない職場で長いこと
働いてきましたから
女性にとって仕事も人間関係のストレスも
泣いて吐き出すことの大切さは
十分、感じて生きてきました。

感情的に泣けることは
医学的にも副交感神経優位にするような
リラックスさせる効果があります。
泣こうよ.comより

いつまでも涙をこらえて
頑張り続けていると
知らず知らずのうちに体に力が入りすぎて
真からのリラックスができません。

お産も母乳を出すにも
頑張りたい、良いお母さんになりたいという
頭でっかちな理屈だけではなく

本能的な子育てホルモンを
働かせて副交感神経優位になるように
するべきです。

瞑想は何かを得ようとか
みつけようとか意識を持ってするものでなく
考えがでてきたら川に流すように
自分の思考を止めて行います。

思考だけでなく悩み、不安や迷いで
大脳新皮質が働きすぎると
ホルモン分泌などを司る
脳の部分の活動を抑制します。

瞑想で大脳新皮質の働きを休めることで
自分の本能的な生きる力を
取り戻そうとするときの
浄化作用として涙がでるのかもしれません。