満月だからといって生まれてくるわけでない | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

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数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

月のカレンダーを作られた
志賀勝さん「月のお話」セミナーの続きです。

私の誕生日は旧暦で1976年8月18日でした。
8月15日が「中秋の名月」でまだ大潮の影響のある
「居待月」のお産です。
兄も旧暦では3月1日生まれで
新月の朔(ついたち)の生まれですから
実家の母は月の力を受け取るのが得意なんでしょうね。
(確かに彼女はあの世代では目づらしい高齢出産でしたが
超スピード出産だったそうです)

現代医学的には
妊娠37週から41週6日までが正常出産の適正な時期で
それ以前が早産、42週以降が過期産とされています。

私は長男のお産を助産院で予定していましたが、
35週で破水してしまい、
病院出産となりました。

逆に41週を過ぎると助産院では
分娩を取り扱いうことができなくなるため
どこも悪くないのに、
悔しい思いで嘱託医でお産を迎えてしまった
ママたちもたくさんみてきました。

満月や新月で
地球は月の引力によって最大に引っ張られるため
大潮の時期などは海の生き物は
最大の活動をむかえる様に、
(海の水が増えて波が高くなるので漁をするのに
うってつけなのです)

体内の9割以上が海の水に近い成分で構成され、
羊水のなかで生活している胎児にもなんらかの
影響を与えていることは間違いありません。

しかし、満月だからと言って
必ずしもすべての人が決まった予定日に
生まれてくるわけでありません。

予定日自体が太陽暦で算出されたものですし、
お産のときだけでなくて
普段から‘月’を味方につけるような
暮らしや意識をしていなければ
上手く月のパワーをいかせないのかもしれません。

女性の生理だって「1周期28日」と
必ず決まっている訳でなく、
人それぞれの周期があるので
無理に生理や排卵をおこさせるような
医学的な操作は
身体に負担をかけています。

なにより、生まれる時期を決めるのは
赤ちゃん自身です。
いくら母や医療者が「この日が満月だから」と思っても
赤ちゃんが選んだタイミングでなければ
お産は始まらないのです。

妊娠期間もみなおなじ10か月ではないのです。