不器用な息子を救う「キッズ体操」 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

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数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

小学生1年生の長男に
この春から玄関の掃き掃除の
お手伝いをやらせています。

最初やらせたら、
想像以上に出来なくてビックリ。
今までやらせていなかった私も悪いのですが、
こんなこともできない息子の姿に焦って、
毎朝登校前の日課として続けています。

3月生まれでクラスの中でも一番、
どんくさくて、マイペース。
いつも最後まで作業やお片付けに
時間がかかります。

そのうえ、臆病。
自転車の補助輪外しも
他の子に「まだ、つけてるの?」と馬鹿にされても、
「転んで痛いのは嫌だからまだいい」って言ってます。

こういう不器用で、消極的なお子さんにも
効果的なのが「キッズ体操」です。

日本コアコンディショニング協会(jcca)の
「キッズ体操」

下は3才から
集中力がなくて運動音痴な小学生、
中高生の運動部の少年たち、
若い女性の美容目的や、
中高年の成人病予防、
高齢者の機能回復などにも
活用できる体操です。

畳2畳の広さがあればできますし、
はじめから終わりまで全部マニュアル通りに
できなくてもその人にあわせて、
応用させて行います。

「キッズ体操」は乳児期に獲得するべき
発達を再学習できる運動プログラムです。

乳児期の発達が
なぜ「集中力」「運動神経」「手先の器用さ」に
関係するのでしょうか?

鉛筆を持ってひらがなの練習をしたり
サッカーの練習をするなどの行為は
「意識」的に行われます。

しかし、「座ること」「立つこと」
「走ること」などは「無意識」の動きです。

「無意識」にしていることですが、
産まれて立って歩くまでに
首座り→寝返り→うつ伏せ→
ハイハイ→お座りという発達の過程をへて
立つことができるようになりました。

小さな動きの一つ一つを
何回も繰り返すことで
その動きに関連した筋肉や
連動させて動く動きの協調性を
身に着けているのです。

例えば、寝返りひとつとっても
右側からはよく寝返りしたけど、
反対側に壁があったせいで
左側はあんまり寝返りしていない、といった
動きの偏りなども
大きくなってからの身体の歪みや
痛みの原因などに影響しています。

無意識にしていることなので
自分が今、正しく立っているか、
安定して座っているか自覚できません。

発達の過程で
この順番を飛ばしたり、
動きが不均衡であると
正しく体を支えることができなくなります。

無意識の部分が効率よく行われていないので
疲れやすかったり、
集中力に欠けたり、
怪我しやすかったり、
バランスが悪いので反射的な動きが鈍かったり、

背骨の中には神経が走っていて
頭に情報を伝えていますから、
疲れやすい姿勢が続けば

脳を正しく使えないので
理解できなかったり、
ひらめいたりする力が低下します。

身体の中心の部分の筋肉を
使えていないので、
外側の大きな筋肉で補おうとしますから
身体が硬くなる原因になります。

うちの長男は早産で生まれて
いつも寝てばかりいる
あんまり泣かない赤ちゃんでした。

はいはいが常に「ほふく前進型」で
おしりをあげて移動することが少なく、
お座りも苦手でした。

できないわけでなく、
あんまり好きじゃないっていう感じだったので
特に問題にもしませんでしたが、

よく泣いて、ハイハイもお座りも
普通型だった次男と比べて
いまだにコップの水はよくこぼすし、
転んだときに反射的に手が出ないから
顔によく怪我をしているし、

手先を効率よくしなやかに
動かすことが下手なので
肩に力が入りすぎてしまい、
何事もできるように
なるのが人の3倍かかる感じです。

子どもに限ったことでないですが、
簡単なことができるようになって
次の一歩上の難しいことができるようになります。

「できた」という自信が積み重なって
「もっとできる」につながります。

小中学生だろうと、
就活に失敗した大卒ニートであろうと、
難しい問題が解けたり、
パソコンを使ったり派手なことが
できるかもしれないけど

どこか、なげやりだったり
消極的だったり、やる気をもって取り組めない
ような状態ならば、
もっと小さい時の
基礎の基礎の部分の積み重ねを
忘れてきてしまったのかもしれません。

「キッズ体操」は赤ちゃん時代に
できなかった発達があったとしても
大人になってからも修正できる
運動プログラムです。
(キッズの指導の先駆者・飯田覚士さんのブログ)

名古屋のトレーナーさんで
生まれたばかりのかわいいお子さんのお写真で
発達の動きを説明してくださっている
ヤスケンさんのブログもみてください