つわりに効くツボ | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

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数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。


妊娠5週頃から始まって
16週頃までには
治まると言われているつわり。

実は西洋医学的には
まだ、はっきりとした
原因が分かっていません。

妊娠によるホルモンの影響とか
精神的な影響とか言われますが

全くない人が10%くらいと
言われているので
出るのが普通と思って良いでしょう。

鍼灸では
つわりも他の治療と同様、
「気・血・水」のバランスを
整えるように施術します。

子宮に赤ちゃんが留まる状態は
いくら、まだ目にもみえないような
小さな時期とはいえ

脈診やその他の体表観察に
なんらかのサインが表れています。

お腹や腰・足首周りを
強く刺激を行うと
滞りがちな気血のめぐりを
急激に良くしてしまう可能性が
あるので

つわりの時期に
どのツボを使うかは
注意が必要です。
ちなみに私は
人体実験でないですが
自分が妊娠したときに

「使ってはいけない」と
言われているツボの反応を
確かめてみました。

妊娠前に同じツボに
働きかけるより
反応があらわれやすいと
感じました。

古来から言われているように
それなりの効果が
認められるということ
なのでしょうね。

適切な刺激であれば
必ずしも危険というわけでは
なさそうです。

私が実際につわりのかたに
施術をするときは

無理して
リスクのたかいツボを
さわるより

肩や首まわり
肩甲骨周辺を緩ませるような
働きかけを行います。

もともと、そういった部位が
凝っている方も多いのですが

つわりのせいで
しっかりと眠れていない
身体が休められていないため
余計、体調が悪くなっているかたが
みえます。

上半身が凝った状態は
不安やイライラなど
精神的に影響が出やすいですから

施術のあとに
ぐっと眠って
すごく楽になれたと
おっしゃられる方は
たくさんいます。

ちなみに吐き気に有名なのは
「内関」というツボです。

手首の内側の関節から
肘の方へ指3本上がった
真ん中あたり。

船酔い予防の
「腕ベルト」もそこに
働きかけるようにできています。

東洋医学では
肩こり・首こりは
指先、手首、肘のツボで
治します。

以前、産婦人科で夜勤をしていた頃
朝などはすごく忙しいので
つわりの方は
点滴をはじめたら
それ以上、関わることは
ほとんどないのですが

つわりの方の洗面の介助の
ためにお湯の入った洗面器を
お部屋にお持ちして

「しばらくお湯の中に
手をつけておいてください」

と指示したところ
幾分、吐き気がおさまったと
おっしゃられました。

つわりで苦しい時期に
行ったことのない鍼灸院を探したり

何か新しいことを
試してみようとすることは

妊婦さんにとっては
逆にストレスに感じてしまう
かもしれません。

これならつわりで苦しんでいる
奥様のために
旦那様でもやってあげられますよね?