お産後に骨盤を締める前に、内臓を正しい位置に戻しましょう | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

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数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。


お産後のダイエットには
赤ちゃんを抱っこして
ひたすら外を歩くのが

一番、手軽で
タダなので
お勧めなのですが

姿勢を注意しないと
身体を傷める原因に
なりかねません

お産後に多いのは

おしもの傷が痛くて
腰の曲がったおばあさんが
歩くように
腰を落として
歩いてしまっている人。

1ヶ月もすれば
痛みはとれると思うのですが

変な歩き方を続けていると
その筋肉の使い方が
記憶されてしまいます。

尿漏れのお悩みのある方など
産院から
骨盤底筋群の体操を
指導してもらった人も
多いと思いますが

「閉める」意識をする前に

内臓を正しい位置に
戻してから
骨盤底筋体操を
してみましょう

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からだの歪み.comより
http://karada-yugami.com/i_sikkan/


図では胃の
解剖図しか
書かれていませんが

妊娠や出産で
腸や子宮、膀胱などの
内臓をハンモックのように
下から支えている
骨盤底筋群が
緩んでしまうと

内臓が骨盤の下の方に
下がりこんだ状態に
なっています。

骨盤高位といって
お尻を高くした状態で

仰向けでしばらく
横になってから、

骨盤底筋体操をしたり
骨盤ベルトを
巻くようにしましょう。


とこちゃんベルトのサイト
http://www.mamachoice.co.jp/Q&A/tokoQ&A_tsukaikata_sonota.htm
から画像を持ってきましたが

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頭の枕は
外してください。

枕をすると
腹直筋が緊張するので
ない方が良いです。

高さはもう2枚くらい
座布団を増やしてほしいですし

太ももの裏にも
クッションのようなもので
支えがあると

まるで水に浮かんでいるような
気分で力を抜いて
リラックスできるように
調整してください。

ご飯の直後は避けます。

決して、無理して
辛い姿勢を我慢して
行うような状態は
効果がでません。

私はお布団をくるくる巻いたり
畳んで使います。

時間は少なくとも5分位。
できたら、30分位
やれるといいです。

最初のうちは
なかなか動いてきてくれません。
そのままウトウト眠ってしまうくらい
力が抜けると
内臓も動きやすいようです。

最低でも
1週間続けてみましょう。

内臓下垂は
他の自律神経症状も
伴いますから

良く眠れるようになったり
冷え性・便秘の改善などの
自覚症状が
出てくる方もみえます。

仙骨やおまた
お腹などに湯たんぽを
のせておくと
副交感神経が働いて
動きやすくなります。

腸は常に動いているので
高い方から
低い方へ自然に動いてくれるのを
待ちます。

骨盤内の
内臓を正しい位置に
押し上げてから

閉める働きかけをしましょう。