妊娠中の足のツレ・こむら返り | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

パニック障害
妊娠してお腹が大きくなってくると
夜中に突然、足がけいれん…。

自分ではどうすることもできず
隣で寝ているパパを起こして
揉んでみたり、曲げてみたり
大騒ぎすることも
1回や2回でない…。

そんな妊婦の足のけいれんや
‘こむらがえり’でお困りの方へ。

妊娠するとお腹が大きくなって
下半身から戻る血流が悪くなるので
ふくらはぎの血行が悪くなるために起こります。

以前、外来で働いていた時に
妊婦さん向けの足のツレを改善するための
パンフレットを作ることになって

その日働いていた看護師さんたちに
急遽、アンケートを取りました。

みんな毎日、座る暇もなくて
夕方には足がパンパンになる人たちばかりでしたが、
10人位のスタッフのうち
「妊娠中にはなったけど今はない」という
スタッフが4人。

意外と立ち仕事で疲れていても
それほど起きないのだな~と感じました。

でも、それ以上に妊娠しているというのは
下半身の血行を阻害しているということです。

10人中1人だけいました。

50代のO看護師さん。
更年期のホルモン治療を受けていて
(血栓症のリスクが高いです)

だけど、タバコがやめられなくて
死ぬのを覚悟で吸ってます。
(みなさんはやめてください)

産科看護師暦30年の超ベテランの
O看護師曰く
「普段はならないけど
夜勤明けで
寝ないで一日パチンコに行って
タバコをガンガンすいながら
座りっぱなしだったときは
夜は何回もつる。

あれって、ようするに
『エコノミー症候群』だよね。
私、いつか肺塞栓で
突然死してもおかしくないわ、ガハハ(笑)」

少しも笑えませんて…(^_^;)

そうなんです。
妊婦の足のツレはよくあることなんですけど
でも、ほっておいてはいけません。

お産のときや
もし、帝王切開などが必要になった時も
『エコノミー症候群』と同じような
状態がおこりやすいのです。

ずっと同じ姿勢が続いたり
水分の不足などで
血液が固まりやすくなると
血液中に血栓ができてしまいます。

多くは手術中は問題なくて
そろそろ、起き上がりましょうと
立って歩いた直後に
呼吸困難や意識不明など
重篤な症状をきたします。

血液中にできた血栓が
起きて動いたことで
肺や脳に移動して
血管をふさいでしまうからです。

正直、そうなってからでは
普通の産院では対応はできません。

妊娠中から
下半身の血流を良くするように
働きかけることを心がけましょう。

足のツレを予防することで
足のむくみを改善する効果もあります。

「私は3日坊主だし
飽きっぽいから、
こういうこと続けてできるか自信がない…」

というあなた。

妊娠中は体重管理でもそうですが
お産という分かりやすい目標があるし、

赤ちゃんためと思うと
自分一人でないから
何事も続きやすいから大丈夫です。

自分にとって気持ち良いと思うことは
お腹の赤ちゃんにとっても
気持ちいのいいことです。

続けていくうちに
ケアを始めるとキックして
「母ちゃん、最高~!」って
答えてくれるようになりますから。

まずは、毎日の足湯。
靴下をはいて温める。

足の指を一本ずつまわすストレッチや
足首をしっかり曲げ伸ばしして
ふくらはぎをやわらかくする。

温かい水分をこまめにとる。

次に食事。
カルシウムは筋肉の痙攣予防に効果的です。
生野菜・フルーツ・海藻に含まれる
カリウムも重要です。

お灸でも安産のための三陰交・至陰もおすすめですが

足の三里も有効です。


$岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院-asino sanri