My Guitar repair 001 | あまりがんばれないです

あまりがんばれないです

私がかかったまんどくさい病気について。MPNのPolycythemia vera(真性多血症)です。

さてさて

ヴァイオリンをやったらギターももちろんやります。

今所有しているギターは5台。その内3台はやっぱり兄者所有。

ヴァイオリンより少ないです。

で、その中でメインで使うのは2台、また特に録音で使うのは1台です。

もうね、このギター小学生の時から弾いていて、ホントすごいお気に入りなんです。

1973年の物で、表はスプルース、裏は今や手に入れることが困難なハカランダ。

いろんな楽器を試奏したけど、中にはハウザーとか、アグアドとか名器があったけど、私の中ではいまだこの楽器を超える楽器はないです。

唯一の欠点は弦長が長く、そしてネックが細くて弾きにくいことです。

いや、楽器にとって弾きやすさはホント重要なんですよ。弾きやすさと音量があることはギターにとって七難を隠すといっても過言ではないのです。

それでも私はこの楽器の音、表現力に惚れ込んでいて、ほかの楽器に変える気になれません。

これがその楽器。同じシリーズで2台、1台は兄者の物。

この蝶のモティーフの美しいロゼッタ。ホント美しい。

で演奏は、たとえば

この曲の 2:45 からの単音アポヤンドの美しいフォルテのメロディー。

この楽器しか出せないと思います。

 

さて、で、この楽器の修理ですが

トップのここ。

亀裂が入ってしまいました。

ここはねー、古い楽器はどうしても割れてしまうんです。

ギターはヴァイオリンと違って修理は困難で寿命が短いんです。100年ぐらいです。

だから値段も最高で一千万ぐらいにしかなりません。

まあ、演奏家にとっては幸せなことです。ヴァイオリンの人たちはホントに気の毒です。

高過ぎて自分で買う事が不可能です。

 

で、修理ですが。

亀裂にグルー、膠ですね。を流し込んで、裏にスプルースでクリートを作り、貼り付け、画像のように固定をし、塗装をしました。

 

うまくいきました。良かった。

まあこれで取り合えず私が死ぬまでは持つでしょう。